「中学校理科 第2分野」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
梯倫 (トーク | 投稿記録)
M 61.25.206.62 (トーク) による版 78123 を取り消し
用語に英訳を併記。
8 行
花などは、いろいろな場所に存在する。これらの花は、やがて果実に変化し、種子をのこす。花はどのように果実になるのだろうか。
花には、普通、外側から順に、がく、花びら、おしべ、めしべがある。めしべのもとのふくらんだ部分を'''子房'''(しぼう,英: ovary)といい、子房の中にある小さな粒を'''胚珠'''(はいしゅ、ovule)という。
花粉がめしべにある、柱頭につくことを受粉と言う。受粉が行れると、子房が成長して'''果実'''(かじつ)となり、子房の中にある胚珠は'''種子'''(しゅし,seed)になる。
==== 葉緑体と気孔・蒸散 ====
いろいろな所に咲いている花は、必ずしも葉が付いている。この葉に見られる筋のことを、
葉脈(ようみゃく,vein)という。
また、葉の表皮や断面には、たくさんの部屋のようなものが見られる。このひとつひとつを'''細胞'''(さいぼう,cell)という。(細胞のことは、今は詳しく習わないので気にする事はない。)
細胞は、生物の体に共通して見られる。また、葉の細胞の中に見られる、小さな緑色の粒を'''葉緑体'''(ようりょくたい,chloroplast)という。
葉が緑色をしているのは、葉緑体があるためである。
葉の表皮には、三日月形の細胞が2つ向かいあった'''孔辺細胞'''(こうへんさいぼう)があり、孔辺細胞に囲まれたすきまを'''気孔'''(きこう,stoma)という。気孔などを通して水が水蒸気となって出ていく現象を'''蒸散'''(じょうさん、transpiration)という。
 
==== 光合成と呼吸 ====
植物には昼と夜で違ったガス交換を行う。
 
昼に主に行うガス交換を'''光合成'''(こうごうせい,photosynthesis))と言い、原料に'''二酸化炭素'''(にさんかたんそ,carbon dioxide))と'''水'''(みず,water)を用い、'''光エネルギー'''を用いて、'''酸素'''(oxygen)と'''養分'''へ変える働きがある。
 
光合成は植物の葉の細胞にある'''葉緑体'''(ようりょくたい,chloroplast)という部分で行われ、動物の細胞には葉緑体は存在しない。
 
  二酸化炭素← ↔ →酸素
87 行
=== 生物の殖え方 ===
=== 有性生殖と無性生殖 ===
生物の殖え方(ふえかた)には有性生殖(ゆうせいせいしょく:Sexual reproduction)と無性生殖(むせいせいしょく、asexual reproduction )二つの殖え方がある。
有性生殖雄と雌の生殖細胞(卵、精子)がかかわる子孫の殖やし方のことを指す言う
無性生殖雄と雌がかかわらない子孫の殖やし方を指す言う
無生成色には、おも分裂(ぶんれつ)・出芽(しゅつが)・栄養生殖(えいようせいしょく)がある。
 
==== ◎無性生殖 ====
;分裂
分裂(ぶんれつ、fission)とは一つの体が二つの体に分かれて殖える方法。アメーバ、ゾウリムシなど。
[[画像:分裂(生殖)の様子.png]]
 
;出芽
からだの一部が膨らみ、くびれて新しい体をつくる方法[http://www.google.co.jp/imglanding?q=%E3%83%92%E3%83%89%E3%83%A9&imgurl=http://www.cam.hi-ho.ne.jp/moose/syutsuga.jpg&imgrefurl=http://www.cam.hi-ho.ne.jp/moose/sub2.htm&usg=__6mkJgN89bnRXhonZwBFwUDCOtYo=&h=221&w=150&sz=5&hl=ja&sig2=Rh0Du1zZ3jt4nynoVgk7CQ&um=1&itbs=1&tbnid=1FBlqGagY3-1JM:&tbnh=107&tbnw=73&prev=/images%3Fq%3D%25E3%2583%2592%25E3%2583%2589%25E3%2583%25A9%26um%3D1%26hl%3Dja%26sa%3DX%26rlz%3D1R2GGLL_jaJP385%26tbs%3Disch:1&ei=dhhJTMzWKInCcdDd5aEM&um=1&sa=X&rlz=1R2GGLL_jaJP385&tbs=isch:1&start=3#tbnid=1FBlqGagY3-1JM&start=7 ヒドラ]など。
[[画像:出芽の様子(生殖).png]]
 
;栄養生殖
栄養生殖(えいようはんしょく、英語:vegetative propagation)では、体の一部が膨らむ。ジャガイモなど<br/>
[[画像:栄養生殖の様子.png]]
 
==== 有性生殖 ====
;接合
接合(せつごう、Bacterial conjugation)は、ゾウリムシが行う。目的は、環境に適応しやすくなることと、分裂によって細胞が劣化し、新しい核を作ることで、細胞自体もリセットされる。図はゾウリムシの接合の様子。<br/>
[[画像:接合生殖の様子2.png]]