「旧課程(-2012年度)高等学校数学C/行列」の版間の差分

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6 行
=== 行列 ===
==== 行列とその演算 ====
数値を縦横に並べたものを 行列(ぎょうれつ、英:matrix) と呼ぶ。行列の一部の、横に並んだ数値のかたまりを (ぎょう、英:column) といい、縦に並んだ数値のかたまりを (れつ、英:row) といい、それぞれの数値を 成分(せいぶん、英:element) と呼ぶ。例えば、
:<math>
\begin{pmatrix}
13 行
\end{pmatrix}
</math>
は2行、3列からなる行列である。行数が''m''、列数が''n''の行列を ''m''×''n''行列 のように呼び、特に行数と列数が等しくnである行列ならば ''n''次正方行列 と呼ぶ。

ただ1行からなる行列を行ベクトル(ぎょうベクトル、英:row vector)といい、ただ1列からなる列ベクトル(れつベクトル、英:column vector )といい、第 ''i'' 行第 ''j'' 列の成分を (''i'', ''j'') 成分という。2つの行列が等しいとは、行数と列数が等しく、かつ対応する (''i'', ''j'') 成分がすべて等しいことと定める。
:<math>
\begin{pmatrix}
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'''零行列'''
 
すべての成分が0である行列を 零行列(ぜろぎょうれつ、英:zero matrix) という。Aを行列、OをAと行数・列数が等しい零行列とすると、
:<math>
A + (-A) = (-A) + A = O