「学習方法/小学校社会」の版間の差分

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ときどき図書館から本を借りて読むという方法もあるでしょう。ですが、貸し出し期間が短いので、借りた本はふだんの学習教材にはなりません。
 
ですから、ふだんの学習は参考書にたよる必要があります。どんどん予習しましょう
 
社会科の参考書に関しては、まず小学生むけの参考書を買って読むのが良いと思います。ですが小学生でも、小や高高学年なら、思い切って中学の参考書を買って読んで良いくらいです。どんどん予習しましょう
中学生用の参考書は、小学生にとって、社会科の事典のかわりに使えます。
(ただし中学用の参考書には、中学受験に出ない範囲も乗っているので、中学受験を考える場合は注意。)
辞典がわりにつかうだけでなく、中学の先取り学習も出来るので、一石二鳥です。
 
なお、中学の社会科は3教科に分かれており、社会科の科目が『地理』・『歴史』・『公民』の3科目に分かれています。なので、もし中学の参考書を利用したい場合には、3科目が1冊にまとまってる参考書を買うか、あるいは薄め(うすめ)の参考書を3科目分の合計3冊を買うと、小学生には合ってるかもしれません。本の表紙のコメントなどで教科書対策をうたってる本をえらぶのがポイントです。参考書によっては、難関高校向けの受験対策用の本もありますが、それは小学生には手におえません。
 
ただし、中学の参考書の範囲は、けっこう、むずかしいです。小学生むけの中学受験用の難関な参考書よりも、中学生用の平均的な参考書のほうが内容が高度なのです。なので、 <big>小学生の ふだんの勉強は、あくまで小学生むけの参考書や小学校の教科書を中心に行うのが良い</big> でしょう。小学生むけの説明に物足りなさを感じて、もっと詳しい説明を知りたくなった時に、そこで中学生むけの参考書を読むのが良いでしょう。
 
中学の参考書のかわりに、中学生向けの教科書を手に入れるという方法もあります。兄や姉がいるなら、使わなくなった教科書をゆずってもらうというのも、手です。中学生むけの社会科の教科書は、どの出版社のものでも、小学生向けの参考書よりも内容が高度です。
 
 
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よくある勉強法として、「新聞を読め」とか「ニュース番組を見ろ」という勉強法を掲げる人もいます。しかし、これまでニュースや新聞にあまりふれていないのに、いきなりこれらに手を出してもあまり効果はないでしょう。
 
その理由は新聞もテレビ番組(これらを'''マスメディア'''といいます)も、小学生の勉強用には作られていないからです。それに記事や報道が正確とは限りません。記事が誤報(ごほう)の場合だってあります。ましてや、本当かうそウソ わからないもの(週刊誌やゴシップ誌・スキャンダル誌とよばれる雑誌)から社会勉強するというのは良いものではありません。
 
また、テレビのニュース番組なども、視聴者(しちょうしゃ)が好んでみるようなものが多くえらばれます(このようによく見られる=売れるものばかりをあつかうことを商業主義といいます)。ですから、ニュースや新聞の利用は小学生にすぐにすすめられる勉強法ではないでしょう。新聞記事の内容の理解や、ニュース番組の理解は日本語や歴史・政治経済などについての学習成果であって、学習手法ではないからです。
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自主的に見学がしたいのであれば、自分がその仕事について知りたいのだということをしっかり説明した手紙を送り、その上で見学などの許可をもらえたら、見学者の人数を知らせたり、都合のよい日時をたずねたりしなければなりません。そして、見学が終わったら、お礼の手紙を送るなどのことをしなければなりません。このような手続きは小学生だけでは大変かもしれません。そのときには、学校の先生に相談するなどしましょう。
 
 
== 高校の日本史の教科書 ==
いくつか前の節で、事典がわりに中学の参考書を買うという方法を紹介しましたが、歴史の学習に関しては、高校「日本史B」の参考書を事典がわりに使うか、あるいは高校の科目「日本史B」の教科書を使う、という方法もあります。ただし、あくまで科目「日本史」に関してのみ、です。
 
また、あくまで、まず小学校用の社会科の参考書を入手して読むのが先で、これから説明する高校教材を事典がわりに使う方法は、小学参考書をそれなりに理解できる学力の余裕(よゆう)がある場合の話(はなし)です。
 
また、算数・数学などの他の教科では、こういう小学の範囲(はんい)を大きくこえた予習の勉強法は非効率(ひこうりつ)です。あくまで社会科での例外的な勉強法です。
 
 
また、高校教材を使う方法は、あくまで事典がわりに調べ学習で使う場合の話(はなし)です。ふだんの学習では、小学生用の参考書・教科書などを活用してください。事典ばかりを読んでいても、どこが基礎的な知識なのかが、わかりません。それと同様に、まずは小学生用の参考書などの教材を利用してください。
 
 
無理して小学生のうちに中学・高校の範囲まで予習しなくてもいいです。「こういう社会科の調べ方も、あるのだな・・・」ということだけを知っておいて、調べたいことがあるときに参考書を事典がわりに利用すれば、じゅうぶんです。
 
 
さて、高校の参考書は本屋で買えるので入手がラクですが、教科書のほうが説明がやさしめなので、もし本屋に高校の日本史Bの教科書があれば教科書のほうを買うという方法もあります。(ただし、一般の書店では教科書は売っていません。専門の教科書とりあつかい書店でないと、教科書が売ってないのが、ふつうです。)
 
 
次に説明する高校の歴史教科書の入手方法は、地元の書店で、学校教科書を取り扱ってくれている場合の話です。
もし、家の近くに、教科書とりあつかいをしている本屋がない場合は、無理をして検定教科書を入手しなくてもいいです。
注文をするのに手間がかかる場合がふつうなので、その手間をかけるよりも、中学生向けの参考書か高校生向けの参考書を事典がわりに代用したほうが良いでしょう。
 
 
小学社会科の歴史分野も、中学の科目「歴史」も、高校の科目「日本史B」も、日本の歴史についての説明は、まず縄文時代(じょうもんじだい)から始まり、第二次大戦後の戦後の歴史で終わるので、もし歴史について 詳しく(くわしく)知りたければ、いっそのこと高校の教科書を見るという方法があるのです。ただし、一般の本屋には教科書は売ってないので、教科書とりあつかいをしている専門の書店で買うことになります。
 
教科書は、原則的には一般の書店では売ってないのですが、教科書の取り扱いをしている本屋で(どこの地方にも、近くに教科書をあつかってる本屋があります。)、高校の「日本史」と「世界史」の教科書が売っている場合があります。大学受験用の参考書のかわりとして、高校の日本史と世界史の教科書を参考書コーナーであつかってる本屋が時々あるのです。
 
日本史には、日本史Aと日本史Bという2つの科目があるので、まちがえないでください。日本史Aだと、大昔の時代が書かれていないのです。よく分からなければ、もし本屋で実物(じつぶつ)があれば、実物を見るという方法があります。
 
 
教科書会社で高校生用の社会科の教科書の出版で有名な出版社で、山川出版社(やまかわしゅっぱんしゃ)という会社があるのですが、その山川の『詳説 日本史B』(しょうせつ にほんしビー)の教科書などが、このような勉強法をするときの定番(ていばん)です。
 
というよりも、教科書とりあつかいをしている書店で、参考書コーナーに例外的に置いてある場合がある検定教科書では、売れ筋(うれすじ)の山川の日本史B・世界史Bの教科書しか検定教科書は置いておらず、それ以外の科目や出版社の検定教科書は注文になる、という場合が多いです。
 
 
教科書のかわりに、山川出版社から一般の書店むけに「もういちど読むシリーズ」という本で高校の社会科の教科書を一般向けに編集しなおした市販本もあるので、そちらの「もういちど読むシリーズ」を買って使う方法もあります。『もういちど読む山川日本史』と『もういちど読む山川日本近代史』の2冊が、日本史の事典がわりに使えるでしょう。
 
ただし、以上に紹介した中学参考者や高校教科書の使い方は、あくまで事典がわりとしての、補助的(ほじょてき)な使い方です。何度も言いますが、<big>小学生の勉強の中心は、まずは小学生向けの教科書や参考書でしてください。</big>
 
 
さて、高校の日本史参考書を事典がわりに使用する場合なら、文英堂(ぶんえいどう)の『理解しやすい日本史B』などがオススメでしょう。本の表紙のコメントなどで教科書対策をうたってる本をえらぶのがポイントです。
 
ちなみに高校の社会科の科目は4つの分野に分かれており、「日本史」「世界史」「地理」「政治経済」の4分野に分かれています。
 
日本史の本と世界史の本をまちがえないように注意してください。
 
高校生用の参考書には、難関大学向けの受験対策用もありますが、それは小学生には手におえません。
また、山川出版社の参考書の『詳説 日本史研究』は大学の歴史学科などの専門家をめざす高校生・大学受験生にむけての本なので、小学生の手には おえません。