「中学校社会 地理/世界と比べてみた日本 地形」の版間の差分

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大陸移動説について、小学校理科 6学年2014年2月27日 (木) 00:42‎ から引用。
 
小学校理科 5学年 2014年5月21日 (水) 05:19‎ より扇状地や三角州について引用。ヨハニス・デ・レーケ 2013年11月1日 (金) 01:22‎ から格言を引用。
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*アルプス=ヒマラヤ造山帯
[[File:Alpiner Gebirgsgürtel.png|thumb|350px|アルプス・ヒマラヤ造山帯]]
[[File:Everest North Face toward Base Camp Tibet Luca Galuzzi 2006 edit 1.jpg|thumb|left|300px|ヒマラヤ山脈の一部。]]
いっぽう、ヨーロッパ州のアルプス山脈から、アジア州にあるヒマラヤ山脈まで伸びている造山帯が、<span style="font-size: large;">アルプス=ヒマラヤ造山帯</span>です。このアルプス=ヒマラヤ造山帯は、インドネシアまで続いています。
 
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そしてプレートをひずませる力の原因は、プレートが地中に引き込まれる力です。
 
このように、「プレートの運動によって、地震がおきる」という考え方を <span style="font-size: large;">'''プレート テクトニクス'''</span> と言います。
 
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== 安定陸塊 ==
 
== 日本列島の山地と地形 ==
[[ファイル:Tectonic map of southwest Japan.png|thumb|right|400px|<div style="background:#ffddcc; border:1px solid #000000; float: left;"> </div>  うすい赤色の地域がフォッサマグナ<br /><br />
  左側の青線が糸魚川−静岡構造線
]]
日本は環太平洋造山帯に属することもあって、日本は山がちであり、国土のおよそ75%が山地でしめられている。
 
日本の本州の中部あたりの、新潟県 糸魚川(いといがわ)と 静岡県 静岡市 とを結んだ線の周辺地域あたりに、幅100kmぐらいもある窪地(くぼち)がある。この窪地を<span style="font-size: large;">'''フォッサ マグナ'''</span>(Fossa Magna)という。
 
フォッサマグナのことを<span style="font-size: large;">大地溝帯</span>(だい ちこうたい)とも言う。
 
 
なお、糸魚川と静岡市を結んだ線のあたりにある断層(だんそう)を、<span style="font-size: large;">糸魚川−静岡 構造線</span>(いといがわ しずおか こうぞうせん)と言う。
(断層とは、地震などで地面の一部がくいちがって、地面の左右の高さに急な違いがある場所のこと。)
 
 
フォッサマグナは、線では無く、幅(はば)をもった面である。糸魚川-静岡構造線は、フォッサマグナそのものでは無い。
 
フォッサマグナは、2つのプレートの交わる境界であることが現在では分かっており、北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界に相当する。
 
 
このため、フォッサマグナの周辺では地震や火山活動が活発であり、たとえば活火山である富士山もフォッサマグナの周辺地帯にある。
 
 
フォッサマグナを境にして日本の地形の特徴が東西で異なるので、フォッサマグナを境に東日本と西日本に分ける事が出来る。
 
 
東日本は、だいだい山地が南北方向に伸びています。いっぽう西日本は、山地が東西方向に伸びています。
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このフォッサマグナの西側に、<span style="font-size: large;">飛騨山脈</span>(ひだ さんみゃく)、<span style="font-size: large;">赤石山脈</span>(あかいし さんみゃく)、<span style="font-size: large;">木曽山脈</span>(きそ さんみゃく)という標高3000mもの山々がある。この飛騨山脈、赤石山脈、木曽山脈を<span style="font-size: large;">日本アルプス</span>(にほんアルプス)と言う。
 
フォッサマグナの窪地は、周辺の山々から崩れ落ちた土砂からなる新しい地層によって、埋もれていることが地質調査によって分かっている。仮に周辺の土砂を取り除いた場合、フォッサマグナの深さは、実は 6000mもの深さであることが分かっている。
 
この日本アルプスを除けば、西日本の山は、あまり標高が高くない。
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用語
*山地(さんち)
山が、いくつもまとまっているところを山地という。
 
*山脈(さんみゃく)
山地のうち、山々のいただきが、ほぼ、つながって、連なっている山々のことを山脈という。
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== 日本の川 ==
日本の川は、世界の多くの川と比べると、日本の川は <span style="font-size: large;">急流</span> であり、<span style="font-size: large;">短い</span>です。理由は、日本は国土面積の割に山が多く、標高の高い所から低いところへ川が流れるためです。
 
明治時代に日本に来ていたオランダ人 デ・レーケ(de Rijke) は、彼の生まれたオランダは低地国であるため、ゆったりとした川しか見たことがなく、日本の川を見て「これは滝だ」と言ったらしいです。)
 
 
日本は川が急なため、上流で大雨が降った場合には、下流では <span style="font-size: large;">洪水が起こりやすい</span> です。
 
このような特徴のため、世界の多くの川に比べて、日本の川は流域面積(りゅういき めんせき)がせまいです。
 
 
また、山などから川が流れるため、ダムを作って水をためやすいです。また、ダムを作りやすいため、水力発電にも便利です。
 
=== 川の中流や下流 ===
流れる川の水は、地面から土や砂をけずり取り、下流に土砂を運んでいきます。
 
*川の中流
[[Image:Alluvial fan 01.JPG|thumb|left|扇状地]]
川が山地から平地に出た麓(ふもと)の地域( 山麓(さんろく)という。 )の周辺では、土砂などが山側を中心にして、扇状(おうぎ じょう)に平地側へ川が広がって、ふもとでは流れがゆるやかになるので運ばれた土砂が積もりはじめ、中流や下流には <span style="font-size: large;">扇状地</span>(せんじょうち) という地形ができやすいです。
 
*川の下流
[[ファイル:Karasu,mie.jpg|right|thumb|300px|雲出川(くもずがわ)の三角州。<br >( 三重県 津(つ)市 香良洲町(からすちょう) )]]
下流では、流れが遅くなり、したがって、積もる作用が強まります。また下流での石は、小さく丸い石が多いです。下流に近づくほど、水量は多くなり、川幅(かわはば)もひろくなります。
 
地形として、川の下流の周辺では、<span style="font-size: large;">三角州</span>(さんかくす)という地形ができやすい。