「中学校理科 第2分野/大地の変化」の版間の差分

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加筆。大陸移動説の節を、地震の節のうしろに移動した。理由は、プレートがらみをマトメて説明したいから。
大地震のマグニチュードの一覧表を記述。
116 行
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! colspan="2" |<SPAN STYLE="FONT-WEIGHT:NORMAL;"><span style="font-size: large;"> 造岩鉱物 <br> (上の順ほど、 <br> 割合が大) </span></SPAN>
|セキエイ<br>チョウセキ<br>クロウンモ||チョウセキ<br>カクセン石(セキ)<br>セキエイ<br>クロウンモ||チョウ石(セキ)<br>キ石(セキ)<br>カンラン石(セキ)
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|}
 
どの火成岩にも、チョウ石が、ふくまれている。
 
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* マグニチュード
{| class="wikitable" style="float:right"
地震のエネルギーの大きさは、<big>マグニチュード</big>という単位で、あらわします。記号は、「M」です。
|+ 近年の大地震のマグニチュード
! 年月日 || 地震名 ||マグニ <br />チュード
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| 1995. 1.17<br />(1995年1月17日) || 兵庫県南部地震 || 7.3 
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| 2003. 9.26 || 十勝沖(とかちおき)地震 || 8.0    
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| 2004. 10.23 || 新潟県中越(ちゅうえつ)地震 || 6.8 
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| 2005. 3.20 || 福岡県西方沖(せいほうおき)地震 || 7.0    
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| 2007. 3.25 || 能登半島(のとはんとう)地震 || 6.9    
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| 2007. 7.16 || 新潟県中越沖(ちゅうえつおき)地震 || 6.8 
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| 2008. 6.14 || 岩手・宮城内陸(ないりく)地震 || 7.2 
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| 2011. 3.11<br />(2011年3月11日) || 東北地方太平洋沖地震 || 9.0 
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|}
地震のエネルギーの大きさは、<big>マグニチュード</big>という単位で、あらわします。記号は、「M」です。ふつうの地震では、M4~M6くらい。大地震ではM7~M9くらいになる
 
マグニチュードが1大きくなると、エネルギーの大きさは、約31倍から約32倍になります。なので、マグニチュードが2大きくなると、エネルギーの大きさは、約1000倍になります。(かけ算で31×31と、32×32とを計算して、確認してみよう。)
 
マグニチュードと、震度との関係は、よく 例え として、電球の明るさ( 光度(こうど) )と、照らされた場所の明るさ( 照度(しょうど) )に、たとえられる。電球の明るさが同じでも、照らされた場所の距離が遠ければ、照らされた場所の明るさは減ってくる。
 
マグニチュードが低くても、震源が内陸で浅いと、被害が大きくなる場合が有る。このような震源が内陸で浅い地震のことを直下型地震(ちょっかがた じしん)という。
 
1995年の兵庫県南部地震のマグニチュードはM7.2である。2011年の東北太平洋沖地震はM9.0である。なお、新潟県中越地震(2004年)と、新潟県中越沖地震(2007年)は、別の地震。
 
* 地震の波
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[[File:World Distribution of Mid-Oceanic Ridges.gif|right|300px|thumb|海れいの場所。]]
 
*==== 海嶺(かいれい)と海溝(かいこう) ====
*海嶺(かいれい)<br />
それから、数十年がたってから、技術の進歩で、海底の研究が進みます。すると、どうやら、海底の奥ふかくから、溶岩が次々と、わき出している場所があることが見つかります。これは 海嶺(かいれい) の発見です。大西洋の中央や、太平洋のチリ沖のイースター島の付近など、地球上のいくつかの海底に、海れいは、あります。
 
 
[[ファイル:Izu-Ogasawara trench topographic.png|thumb|right|300px|伊豆・小笠原海溝の位置(赤線)]]
また*海溝(かいこう)<br />
いっぽう、海底の奥深くで、地面が地中に引きこまれている場所も見つかります。これが 海溝(かいこう) です。
太平洋のマリアナ諸島の近くのマリアナ海溝や、伊豆・小笠原海溝など、いくつかの海溝が、あります。
 
海嶺や海溝の研究から、地中や海中のプレートとよばれる岩ばんが動いていることがわかります。
 
*プレートと大陸移動説
ウェゲナーの大陸移動説は、プレートにのっかった大陸が、プレートごと動くという考え方で説明できるようになりました。
 
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プレートの運動によって、地震がおきるという考え方を <big>プレートテクトニクス</big> と、いいます。
 
*==== 環太平洋造山帯 ====
[[File:Pacific Ring of Fire.svg|thumb|350px|環太平洋造山帯。なお、青線は海溝(かいこう)。]]
日本列島は、太平洋をとりまく<span style="font-size: large;">環太平洋造山帯</span>(かんたいへいよう ぞうざんたい、英:circum-Pacific belt または Ring of Fire)という地帯に含まれています。「環太平洋造山帯」という名前のとおり、太平洋をとりまく位置にある造山帯です。