「高等学校数学I/データの分析」の版間の差分

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M 誤表記訂正など。
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*第5章「表計算(実践編)」では実際の表計算で知っていれば便利な項目を紹介しています。
 
[[中学校数学 1年生-数量/資料の散らばりと代表値|資料の散らばりと代表値]]の内容は既であるものとして解説を進めていきます。
 
この分野が基礎になる科目は[[高等学校数学B 確率分布と統計的な推測|数学Bの確率分布と統計的な推測]]があります。統計に加えて[[高等学校数学C 確率分布|確率]]・[[高等学校数学B 数列|数列]]・[[高等学校数学II 微分・積分の考え|微積分]]の知識も必要となります。
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</table>
 
例えば、上の資料86の体重をx(kg)、身長をy(cm)として、点<math>\left(x , y \right)</math>を座標平面上にとったとする。
 
2つの変量からなる資料を平面上に図示したものを'''散布図'''(さんぷず)または'''相関図'''(そうかんず)という。以下は資料8の相関図である。また、点の付近にある数字はその数値に該当する人の出席番号を表す。
 
:<div style="float:center; margin:0 0 0 10px;text-align:center;">[[画像:相関図.JPG]]</div>
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*相関係数rの値が0に近いときは、相関は弱くなる。
 
ではこれを用いて資料86の相関関係を見てみよう。
 
*資料7
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<math> = 0.755568 \cdots </math>
 
となり、この10人の身長と体重には強い正の相関関係があることが分かる。
 
==表計算(基礎編)==
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====関数====
一般に関数とは''xの値を決めるとyの値が1つに定まるもの''であるが、コンピュータ分野においての関数は一般のそれとは異なり'''用途別に予め用意された計算式'''のことを表す。この時計算対象のセルを括弧で指定するが、括弧内を'''引数'''('''ひきすう''')と言う。X1のセルに入力された数値の演算の代表的な例を以下に挙げる。関数の計算結果を出力することを値を'''返す'''と言い、その値のことを'''返り値'''と言う。表計算ソフトには膨大な種類の関数が用意されているが、このページでの紹介は極一部に留める
 
*正の平方根・・・ <math> =SQRT(X1) </math>
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</tr>
</table>
*実習3:表計算ソフトに上記の表を作成してみよ。また、グラフ作成機能を用いてヒストグラムと度数折れ線を作成してみよ。この時、B列・C列さえあればグラフは作成できる。完成すると上のほうの「[[中学校数学 1年生-数量/資料の散らばりと代表値#資料とグラフ|リンク先]]」に挙げたようなグラフになるはずである。
*'''注意'''
度数折れ線は''左右両端に度数が0である階級があるものとして作図をする''と前に述べた。故にこのグラフを表計算ソフトで作成する場合は表2の2行の前の行に階級値が50.5であるもの、8行の後の行に階級値が74.5であるもの(それぞれ度数は0)を事前に挿入しておかなければならない。