「TeX/LaTeX入門」の版間の差分
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26 行
== LaTeXを始める ==
この章では最初にlatexコマンドを用いた英語のみの文書作成、続いて
$ command
57 行
Transcript written on test1.log.
問題なくコンパイルされると最後の二行が上のようになり(環境によっては出力されるサイズが異なるかもしれません、以下同様です)、text1.dviという''DVIファイル''が作成されます。作成されたDVIファイルは、
==== 解説 ====
76 行
=== 日本語の文書を作ってみよう ===
==== 準備 ====
続いて日本語を扱った文書を作成します。日本語を扱うためには
$
e-upTeX 3.14159265-p3.5-u1.11-130605-2.6 (utf8.uptex) (TeX Live 2014/W32TeX)
出力の最初の行に'''(
次に以下の内容を、組版ソフトに設定された文字コードと同じになるように、
% File name: test2.tex
\documentclass{
\begin{document}
こんにちは、世界。
95 行
\end{document}
今回は日本語を扱っているのでクラスファイルには'''
==== コンパイル ====
先ほどと同様にコンパイルしてみましょう。今回は日本語の含まれるソースをコンパイルするので、コマンドには
$
Output written on test2.dvi (1 page, 444 bytes).
Transcript written on test2.log.
うまくコンパイル出来れば、最後の二行が上のように出力されます。こちらも同様に
==== 解説 ====
今回は日本語を含んでいるソースファイルをコンパイルしました。日本語を含む文書作成の際、クラスファイルには'''
TeXでは一行以上空けない改行は全て無視されます。ですから、DVIファイルの“こんにちは、世界。”と“こんにちは、TeX。”は同じ行に出力されています。テキストエディタで編集している際、一行が長くなると場合によっては横スクロールが必要となり、見やすさが損なわれるので適度に改行することがあります。
124 行
% File name: classoption.tex
\documentclass[12pt]{
\begin{document}
こんにちは、世界!
131 行
続いて、以下のコマンドでコンパイルします。
$
==== 解説 ====
141 行
;a4j, a5j, b4j, b5j, a4p, a5p, b4p, b5p :上のオプションより本文領域を確保して用紙を設定します。
;10pt, 11pt, 12pt :基準となるフォントサイズを指定します。
;landscape :用紙を横置き(横の長さが長い)に設定します。<ref>ターミナルから
* ターミナルからdvipdfmxコマンドを入力する際、-lオプションを指定
* プリアンブルに\AtBeginDvi{\special{landscape}}の一行を追加
147 行
</ref>
;tombow, tombo :用紙サイズに合わせたトンボを出力します。tomboオプションは作成日時を出力しません。
;tate :縦書きで組版します。<ref>documentclassに
:例)タイトルページを組み込んでも、\authorに縦書き設定が反映されない。
その場合はdocumentclassに
;oneside, twoside :片面印刷・両面印刷に適した組版を行うように設定します。
;onecolumn, twocolumn :本文を二段組にするかのオプションです。
170 行
<nowiki>
% File name: preamble.tex
\documentclass{
% urlパッケージを使う
189 行
今まで通りにコンパイルしますが、urlパッケージが無い場合は以下のようなエラーが表示されます。エラーが表示されたら、xを入力してEnterキーを押して終了します。
$
! LaTeX Error: File `url.sty' not found.
210 行
% File name: maketitle.tex
\documentclass{
\begin{document}
\title{文書のタイトル}
221 行
続いて、以下のコマンドでコンパイルします。
$
==== 解説 ====
242 行
% File name: abstract.tex
\documentclass{
\begin{document}
\title{概要を表示する}
266 行
% File name: toc.tex
\documentclass{
\begin{document}
281 行
'''\tableofcontentsコマンド'''を使用するときは、3回程度はコンパイルします。
$
$
==== 解説 ====
296 行
% File name: section.tex
\documentclass{
\begin{document}
316 行
今までと同様にコンパイルしてみましょう。
$
==== 解説 ====
357 行
|}
※\chapter{}コマンドはarticle,
章立てコマンドは自動的に章番号をつけ、上位レベルのコマンドを記述すると番号は再び1から始まります。これらのコマンドは、\sectionに続けて\subsubsectionを記述することができますが、文書の論理構造的に正しくないので、\sectionの次は\subsection以上のものを記述するようにしましょう。
376 行
==== 例 ====
% File name: fontsize.tex
\documentclass{
\begin{document}
391 行
フォントサイズは、サイズを変更したい文字列を中括弧で囲い、最初に変更するコマンドを記述します。中括弧で囲んでいる中に、別の中括弧を含めた場合は最も内側が優先されます。
上記以外のサイズ変更コマンドは以下の表の通りです
{| align="center" border="1" cellpadding="4"
469 行
==== ファミリー ====
% File name: fontfamily.tex
\documentclass{
\begin{document}
510 行
==== シリーズ ====
% File name: fontseries.tex
\documentclass{
\begin{document}
535 行
==== シェイプ ====
% File name: fontshape.tex
\documentclass{
\begin{document}
575 行
% File name: fontother.tex
\documentclass{
\begin{document}
598 行
==== itemize環境 ====
% File name: itemize.tex
\documentclass{
\begin{document}
613 行
==== enumerate環境 ====
% File name: enumerate.tex
\documentclass{
\begin{document}
628 行
==== description環境 ====
% File name: description.tex
\documentclass{
\begin{document}
645 行
% File name: quote.tex
\documentclass{
\begin{document}
678 行
% File name: verbatim.tex
\documentclass{
\begin{document}
\begin{verbatim}
692 行
% File name: verbatim.tex
\documentclass{
\begin{document}
今日はとても楽しかった\verb+(^_^)+ですね。
706 行
後者はページの中心に数式が印刷されます。また、どちらも専用のフォントで表示されます。
\documentclass{
\begin{document}
846 行
% --- article.tex ---
\documentclass{
\begin{document}
866 行
コンパイルするときは大元の文書ファイルを指定します。他のファイルは自動的に読み込まれます。
$
=== ラベルの変更 ===
872 行
この本は入門なので、簡単に変更できるような方法を紹介します。そのためにjsarticleドキュメントクラスを導入しましょう。
jsarticleドキュメントクラスは[[w:奥村晴彦|奥村晴彦]]が作成した新ドキュメントクラスで、フォントサイズが
jsarticleドキュメントクラスの導入は[http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/jsclasses/ jsarticleのサポートサイト]に載っているので、そちらを参照してください。
879 行
例えば\sectionの出力を“第1章 はじめに”のようにしたい場合は、[[#プリアンブル]]へ以下の記述をします。
\documentclass[uplatex]{jsarticle}
% 以下2行が章のラベルを書き換える
890 行
\end{document}
{| align="center" border="1" cellpadding="4"
|