「中学校保健/応急手当」の版間の差分

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いくつかの用語を太字化。
11 行
'''呼吸停止'''が'''10分'''つづくと'''死亡率'''が'''50%'''になる。
 
このような理由から、心停止および呼吸停止の傷病者には、'''心臓マッサージ'''や'''人工呼吸'''といった'''心肺蘇生'''(しんぱい そせい)の手当を施すことが望ましい。
 
心肺蘇生法は、脳への酸素供給の維持である。脳自体には酸素を蓄える能力がなく、呼吸が止まってから4~6分で低酸素による不可逆的に致命的な状態に陥る。そのため一刻も早く脳に酸素を送る必要がある。
26 行
 
'''2.出血の確認'''
:流れでるような大量の出血が有る場合は、他の手当より優先的に、止血(しけつ)を優先する。止血法には'''直接圧迫止血法'''などがある。<br>全血液は体重の約8%であり、'''血液の3分の1を失うと生命の危機'''になる。例えば、体重60kgの場合、約4.8kgが全血液量であり、その内の約1.6kgが失われると生命が危機に瀕する。
 
;直接圧迫法
49 行
 
;呼吸なしの場合
呼吸なしの場合は、'''心臓マッサージ'''や'''人工呼吸'''などといった'''心肺蘇生法'''を開始する。心肺蘇生法である'''胸骨圧迫'''きょうこつあっぱく、意味:いわゆる「'''心臓マッサージ'''」のこと。)を行う。
 
[[File:Recovery position.jpg|thumb|right|250px|回復体位(かいふく たいい)。いわゆる横向き寝であるが、気道確保が最重要視されている]]
;呼吸ありの場合
呼吸が確認できた場合は、心肺蘇生の必要は無い。意識がない傷病者に対しては、傷病者を仰向け(あおむけ)に寝かせ、'''気道確保'''(きどう かくほ)を行う。気道確保のおこない方は、傷病者を仰向けに寝かせた後に、下あごを、やや押し上げる。傷病者の体位は、必要に応じて、嘔吐物が口につまらないように横向きに寝かせる'''回復体位'''(かいふく たいい)にする。