「学習方法/高校日本史」の版間の差分

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山川出版の「もういちど読む山川日本史」は、昔の検定教科書をベースとしており、そのため現在の大学入試の出題傾向とも違う可能性が生じます。
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#他の出版社の教科書の使用
 より詳細に勉強するには、同じ教科書の索引でしらべるだけでなく、他の出版社の教科書の索引も使う。たとえば、山川出版の『詳説日本史』を学校で使っているなら、三省堂の『新日本史』も買う。そして『新日本史』の索引でもしらべる。他の出版社の教科書の購入方法については、[[小学校・中学校・高等学校の学習/検定教科書の購入方法|検定教科書の購入方法]]または[[学習全般]]を参照。
 
*山川出版の「もういちど読む山川日本史」は、現在の大学入試の出題傾向とは違う可能性が生じます。
 山川出版の「もういちど読む山川日本史」は、高校生の学習用には、あまり使えなさそうです。時間の無い大人むけに書かれている事から記述が平易であり、高校生には、やや物足りないようです。また、「もういちど読む」シリーズは、昔の検定教科書をベースとしており、そのため現在の大学入試の出題傾向とは違う可能性が生じます。なので、せっかく「もういちど読む」シリーズを買っても、あらたに検定教科書を買いなおして大学入試への対応をする必要が生じます。もしセンター試験対策などのために検定教科書の内容を確認したいなら、検定教科書そのものを注文して購入したほうが良さそうです。
 
 
== 検証中 ==
※ この節の内容は、検証中です。受験生のかたは、鵜呑みにしないでください。
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=== 年号は、あまり入試に出ないかもしれません。 ===
だから年号を覚えるより、語句の内容を覚えましょう。それに、かりに、せっかく年号だけを覚えても、応用問題が解けません。
=== 史料批判は高校では不必要 ===
「史料批判」とは、古文書などの史料の内容を、「本当に正しいのか?」と確かめるために、ほかの古文書と読み比べたり、あるいは遺跡や化石などとも比べたり、場合によっては遺物の自然科学的な化学成分の分析などすらもしてでも、史料の内容の信憑性を確かめる作業を言います。
 
しかし、高校生には、読み比べる時間がありません。また、高校では習わない文書などの史料も、多くあります。たとえばウィキペディアで日本史の重要語句を調べてみると、高校教科書には紹介されていないような史料が、とても多く紹介される記事も中にはあります。
 
 
正直に言うと、史料の信憑性(しんぴょうせい)は、国や時代によって変わることがあります。たとえば、どこかの独裁国家の作った歴史文書とか、それに基づく歴史教育なんて、すくなくとも研究者レベルでは、あまり国際的には信用されていません。
 
さいわい現在の日本では(2014年に本文を記述)、インターネットの発達などによって言論が自由になった結果、日本での歴史史料および史料についての通説は、信憑性がそこそこ高そうです。
 
 
=== 歴史観の検証は高校では不必要 ===
 
歴史観は、国によって違います。
さいわい現在の日本の航行での歴史教育では(2014年に本文を記述)、わりと淡々に、事実と、その因果関係だけを簡略的に分析しているという、わりと客観的な歴史教育であるようです。
 
そのため、教科書会社などは、右翼(国主主義・軍国主義)と左翼(共産主義・非武装中立)の両方から文句を言われるらしいです。右翼の文句は、「左翼思想的な教科書である。」と文句をつけ、いっぽう左翼の文句は「右翼思想的な記述になっていってる。」などと文句をつけるようです。
 
 
ただし、一昔前は、そうでなかった時代もあります。ソビエト連邦や中国などの当時の共産主義国がやたらと日本の社会科教育や教科書で賛美されていた時代もありました。もっと前の第二次世界大戦中や戦前だと、世界史の内容などは、当時の政府の外交政策に都合の言いように世界史が教えられていたかもしれません。
 
第二次大戦の直後だと、戦勝国のアメリカ合衆国などによって、戦勝国に都合の悪い歴史教育が隠されたのかもしれません。
 
しかし、その後、現在の西暦2010年代以降では、西暦2000年前後の歴史教科書の改革運動や教科書検定の検証、インターネットなど通信メディアの発達や、大学進学率の向上などの教育水準の向上、「ゆとり教育」批判にともなう教育内容の再検証、などによって改革され、現在の歴史教育では、わりと客観性の高い歴史教育に置き換わっていったようです。
 
なので、現在の高校生は、わりと安心してもよく、高校の教科書や参考書を信用して覚えてくださっても平気でしょう。
 
*どうしても歴史観を検証したいなら
それでも、どうしても歴史観を検証したいなら、受験勉強と両立する手ごろな方法として、複数の出版社からの参考書を読み比べる、という方法があります。
 
たとえば山川出版の参考書の「詳説研究」シリーズの日本史を読むと、いろいろと、左翼の極左思想家からは文句を言われそうな、冷徹な分析も書いてあります。
 
 
また、世界史の参考書と日本史の参考書を読み比べる、という方法もあります。
 
世界史だと、日本以外の国もあつかいますから、かりに日本に独裁者などがいたとしても、日本に有利なように解釈を書き換えるのは難しくなります。
 
おそらく外国の独裁国家などでは、世界史のような外国史を、ほとんどロクに教えてない国もあるでしょう。
 
 
また、科目によって、微妙に歴史観がちがいます。たとえば「世界史」で近代を勉強すると、欧米の植民地支配の悪行などが明らかになる反・欧米主義的な一方で、「日本史」の勉強で戦前昭和を勉強すると日本の外交の稚拙さなど政治の未熟さが見えてきて日本のダメさや身勝手さが見えてきます。なので、なるべく多くの科目を勉強すると、信憑性の高い歴史観を構築できるでしょう。
 
=== 低学年のうちは世界史と両立して勉強したほうが良いかも ===
世界観や歴史観のバランスのような理由もあり、低学年のうちは、世界史と日本史を両立して勉強したほうが良いかもしれません。