「学習方法/中学校理科」の版間の差分
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== 中学理科は暗記科目 ==▼
理科とは、実験結果にもとづいて理論を構築された「実験科学」ですので、学生は実験結果については、代表的な実験例や法則については暗記せざるを得ません。▼
理科で用いる公式も、実験結果を説明できることが確認された式です。なので、公式も、実験法則と同様に、覚える必要があります。この点が、数学の公式とは、理科の公式は違います。▼
理科の公式で、公式に真っ先に要求される事は、けっして「論理」では無く、その「公式」とやらが実験結果にあっているかどうか、なのです。これは、中学理科だけでなく、高校理科の公式や、大学の理科の公式でも、同じです。▼
さて、なので、中学の理科は暗記科目です。そもそも高校や大学でも理科は暗記科目です。理科では物理などでは計算式も習いますが、その式は暗記せざるを得ません。大学の理系学部でも、理科の公式は暗記するはめになります。▼
なので、中学理科で公式が出てきたら、最終的には暗記してください。解説とかは、あくまで補助です。▼
数学のように、理論にもとづく学問とは、理科は、ちがいます。理科は実験科学です。学習者は最終的には、実験結果や、実験法則などを覚えるしかありません。数学では「定理」という言葉がありますが、しかし、理科では「法則」です。定理は、理論に基づいた論理です。しかし、「法則」は、けっして定理ではありません。法則は、実験などによって確認された、自然現象などの絶対的なパターンのことです。▼
理科の主張では、どんなに斬新な思考法にもとづいていても、その主張が実験結果とあわない限り、その主張には、法則としての価値が無いのです。▼
なので、理科では「定理」と言わずに、「法則」という用語を用いるわけです。▼
そして、中学の段階では、実験結果や実験法則などは覚えざるを得ません。いっぽう、ある法則を最初に法則を発見した科学者は、けっして10代の少年時代に発見したわけではないでしょうし、何十年と研究したりして法則を発見したのでしょう。しかし、かといって、現代の中学生が、中学理科の学習に、けっして何十年もの歳月を掛けるわけには、いきません。▼
中学生は学習時間が限られてるので、実験結果・実験法則・公式などを優先して学び、覚える必要があります。▼
理科のほとんどは、用語や名前や実験結果などを暗記する科目です。物理では計算も多いですが、中学では物理現象の名前や実験結果を暗記する比重が多いです。▼
▲== 参考書を2種類以上、買おう ==
教科書だと、大事なところが「たしかめてみよう。」とか「実験してみよう。」とか書いてあったりして、予習や自習では使い物にならない場合があります。
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中学理科の参考書は、まず、各学年用に、標準レベルの難度・厚さの本を1冊(もしくは1シリーズ)、買ってください。(「シリーズ」と言ったのは、学年ごとに分冊になっている場合もあるから。)
いきなり、難関高校対策の参考書を買っても、中学理科の最初の学習では非効率です。
もし、いきなり分厚い難関校用の参考書を買うと、どこが頻出事項で、どこが補足的な知識かが、はっきりしません。また、どこが中学レベルの必須知識で、どこが高校レベルの先取り学習なのかも、難関用の参考書では、はっきりしづらいです。また、分厚い参考書を先に買ってしまうと、全体像をつかむのに時間が掛かってしまいます。▼
理科では、テスト頻出の知識や用語もあれば、優先順位の低い補足的な知識もあります。まずは、優先順位の高い、必須の知識を確実に習得することが、中学生には求められます。
▲もし、いきなり分厚い難関校用の参考書を買うと、どこが頻出事項で、どこが補足的な知識かが、はっきりしません。また、どこが中学レベルの必須知識で、どこが高校レベルの先取り学習なのかも、難関用の参考書では、はっきりしづらいです。また、分厚い参考書を先に買ってしまうと、全体像をつかむのに時間が掛かってしまいます。
このため、中学理科の参考書を買うときは、まずは、やや入門的な標準レベルの参考書で、全体像を早めにつかむ必要があるのです。
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もし中学理科の問題集を使うなら、まずは標準レベルの問題集から、問題練習をこなしてください。いきなり難関高対策の問題集を用いるのは、効率が、かなり悪いです。中学理科にかぎらず、中高の理数系教科の問題集は、まずは基礎レベルの問題集から、確実に練習していってください。難関校対策の問題集から先に学習するのは、中高の理系科目では、かなり非効率です。
▲== 中学理科は暗記科目 ==
▲理科とは、実験結果にもとづいて理論を構築された「実験科学」ですので、学生は実験結果については、代表的な実験例や法則については暗記せざるを得ません。
▲理科で用いる公式も、実験結果を説明できることが確認された式です。なので、公式も、実験法則と同様に、覚える必要があります。この点が、数学の公式とは、理科の公式は違います。
▲理科の公式で、公式に真っ先に要求される事は、けっして「論理」では無く、その「公式」とやらが実験結果にあっているかどうか、なので
す。
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▲なので、中学理科で公式が出てきたら、最終的には暗記してください。解説とかは、あくまで補助です。
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▲理科の主張では、どんなに斬新な思考法にもとづいていても、その主張が実験結果とあわない限り、その主張には、法則としての価値が無いのです。
▲なので、理科では「定理」と言わずに、「法則」という用語を用いるわけです。
▲そして、中学の段階では、実験結果や実験法則などは覚えざるを得ません。いっぽう、ある法則を最初に法則を発見した科学者は、けっして10代の少年時代に発見したわけではないでしょうし、何十年と研究したりして法則を発見したのでしょう。しかし、かといって、現代の中学生が、中学理科の学習に、けっして何十年もの歳月を掛けるわけには、いきません。
▲中学生は学習時間が限られてるので、実験結果・実験法則・公式などを優先して学び、覚える必要があります。
▲理科のほとんどは、用語や名前や実験結果などを暗記する科目です。物理では計算も多いですが、中学では物理現象の名前や実験結果を暗記する比重が多いです。
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