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== 学校生活 ==
=== 中学校の休み時間は、短い。 ===
小学校の休み時間では、学業以外のあそびの時間としての側面もあります。ですが、中学以降の学校の休み時間は、単なる休憩時間としての側面が強くなります。休み時間も、小学と比べて、中学は短いです。
 
*昼休み以外は校庭で遊べないかも?
小学校では、休み時間のあいだに校庭にでかけて屋外であそぶ時間もあったでしょう。ですが、中学では、昼休みを除いて、校庭であそぶのは難しくなります。そもそも、昼休み以外の休み時間には、校庭への外出を許可しない中学校も、多いと思います。
 
=== テスト前の学生は勉強モード ===
内申点などの制度もあってか、多くの中学校では、成績重視・学力重視の風潮が強いと思われます。たとえば、定期テスト前の2週間ぐらいは、多くの中学校では、中学生が「勉強モード」になっていると思われます。
 
評論家などが「勉強が人生の全てでは無い」と言おうが、現実として内申点などのように、成績重視の文化が、日本国の中学校にはあるわけです。
 
このような文化もあり、中学以降、学校以外での活動を熱心におこなう人は、おそらく、だんだん減っていくと思われます。あなたが学校の授業以外のことを熱心に勉強しようが、定期テストには出ないし、ふつうは内申点にも反映されません。
 
評論家などが言う「学校以外のことも、色々と勉強しろ。」という理想論は、現実としては実行が難しく、けっして不可能ではないが、しかし行いづらい文化や制度があります。
 
 
== 公立高校受験における内申点の重視 ==
=== 中学での成績が悪いと、公立高校への受験が不利になる。 ===
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公立高校受験の内申点は、5教科だけでなく、体育や音楽などの実技系の科目も、教科と同程度に重視されます。
実技系の場合、高校入試に実技科目は出題されません。なので実技科目の成績は、高校入試の学力試験では挽回できませんので、実技系の成績が悪いと、そのぶん公立高校受験が不利になります。
 
=== 内申点制度の今後の予測 ===
当面(2014年に記述)のあいだは、公立高校受験における、内申点の重視の制度が続きそうです。
 
第二次大世後から近年までの教育政策では、日本の多くの政治家は「教育改革」などと称して、高校入試や大学入試などでの学力評価の比率を下げてきました。これら日本の「教育改革」などは、アメリカなど、外国の教育の「改革」を手本にした政策だと主張されていました。
 
世界的にも、欧米の学校の入試では、推薦などを重視する傾向があります。大学入試ですら学力試験を行わない制度をとっている外国も欧米諸国には、多くあります。
 
たとえば「ゆとり教育」も、外国の教育を手本にしたのだと、当時の日本国の政治家たちには主張されていました。
 
近年の日本の政治家が考える教育政策では、多くの場合、アメリカ合衆国の教育政策をまねる傾向があると考えられています。
 
もし、日本政府がアメリカ合衆国などの教育制度をまねる方針を取れば、今後は日本の高校入試で内申点の比率は増えることは高くなる可能性はあっても、内申点の比率が減る可能性は低いと考えられます。
 
 
このような内申点の高校入試における重視には、批判の意見も評論家などからあります。
:「内申点の制度は、入試での学力以外を評価するといいつつ,実態は中学1年から入試対策を始めさせるようなものであり、内申点の制度は本末転倒ではないか?」といった批判もあります。<span style="font-size: large;">ですが、当面のあいだは内申点の重視の制度が続きそうです。</span>
 
 
=== 学校以外の活動は内申点に反映されない ===
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学校を通した学校公式の活動なら(たとえば部活動での大会など)、おそらく内申点に反映されます。
ですが、学校を通さない活動は、ふつうは内申点には反映されません。
 
== 学校生活 ==
=== テスト前の学生は勉強モード ===
内申点などの制度もあってか、多くの中学校では、成績重視・学力重視の風潮が強いと思われます。たとえば、定期テスト前の2週間ぐらいは、多くの中学校では、中学生が「勉強モード」になっていると思われます。
 
評論家などが「勉強が人生の全てでは無い」と言おうが、現実として内申点などのように、成績重視の文化が、日本国の中学校にはあるわけです。
 
このような文化もあり、中学以降、学校以外での活動を熱心におこなう人は、おそらく、だんだん減っていくと思われます。あなたが学校の授業以外のことを熱心に勉強しようが、定期テストには出ないし、ふつうは内申点にも反映されません。
 
評論家などが言う「学校以外のことも、色々と勉強しろ。」という理想論は、現実としては実行が難しく、けっして不可能ではないが、しかし行いづらい文化や制度があります。
 
 
=== 中学校の休み時間は、短い。 ===
小学校の休み時間では、学業以外のあそびの時間としての側面もあります。ですが、中学以降の学校の休み時間は、単なる休憩時間としての側面が強くなります。休み時間も、小学と比べて、中学は短いです。
 
*昼休み以外は校庭で遊べないかも?
小学校では、休み時間のあいだに校庭にでかけて屋外であそぶ時間もあったでしょう。ですが、中学では、昼休みを除いて、校庭であそぶのは難しくなります。そもそも、昼休み以外の休み時間には、校庭への外出を許可しない中学校も、多いと思います。
 
== 中学校での人間関係 ==
=== 不良生徒に用心するべき ===
==== 小学よりも非行に走る生徒が多くなる。 ====
どういうわけだが知りませんが、中学校では、小学校よりも、非行に走る生徒の割合が多くなります。一部の私立などを除いて、多くの公立中学校では、このような傾向があります。
 
不良生徒の犯罪行為も、年齢を重ねるごとに、だんだん悪質かつ巧妙に、なっていきます。
 
 
不良生徒とは、あまり付き合わないほうが良いです。「万引き」の見張り役など、犯罪に巻き込まれ、片棒を担がさかねないこともあります。
 
「クラスメイトとの付き合いが悪いと、内申点が下がるかも?」と思いがちですが、それよりも、犯罪に巻き込まれ片棒を担がされることのほうが、よっぽど内申点に悪影響を与えます。
 
万引きに限らず、タバコ、飲酒、「いじめ」という名称の単なる傷害罪や脅迫罪なども厳禁です。
 
 
昔の日本では、少年法(しょうねんほう)という法律によって、犯罪少年の刑罰が軽かった時代もありましたが、現在では少年法なども改正されていますので、あまりに悪質な不良生徒のせいで、アナタが安全な学校生活が送れない場合には、保護者や教師や警察などに相談して解決してもらったほうが良いでしょう。
 
教師は、立場上、相手の生徒のことも考えないといけないので、あまり強く出れません。なので、相談は自分の保護者にしたほうが良いでしょう。
 
==== 不良生徒の少年犯罪には毅然とした対応が必要 ====
クラスメイトを疑うのは、嫌な気分かもしれませんが、現実として、中学校では不良生徒が多くなります。不良生徒への処罰も、実社会での犯罪者への処罰と比べて、あまり厳しくありません。なので、自己防衛のために、色々な手を考えなければなりません。
 
 
不良生徒に巻き込まれないようにする対策としては、余計な「友人」は作らないほうが良いです。相手がクラスメイトの場合、どうしても関わらざるを得ない場合もありますが、なるべく必要最低限の関わりに留めるべきでしょう。
 
どのみち、実社会に出たら、一般の企業の職務では、犯罪者や犯罪傾向の強い者とは付き合うことがありません。そのような犯罪者と付き合うのは、警察などの仕事です。
 
素行が悪そうなものは、民間企業の就職活動の採用面接で、フルイにかけられ、採用試験で落とされます。企業の側からすれば、もし自社の社員が犯罪を起こしてしまうと会社のイメージダウンにつながるので、そもそも、犯罪を起こしそうな人物なんて、もしマトモな企業ならば社員としてなんて採用させないのです。
 
=== 思春期の恋は成就しないでしょう ===
中学生ごろは第二次性徴まっさかり で、思春期ですから、同じ学校の(たぶん異性の)生徒に恋をすることもあるでしょう。結論からいうと、その恋は、たぶん、高校入学後には破局しています。
 
なぜかというと、同じ学校だから関わりあうことが多くて恋をしたという、恋のキッカケは、裏を返せば、高校に進学して学校が変われば、それまでだからです。高校の進学先が共学校の場合、おたがいに、同じ高校の異性に関心が移るでしょう。たとえ高校では男子校・女子校でも、大学は多くが共学です。
 
大学進学の場合、高校生カップルが同じ学校に進学するのは、学部などの希望進路の違いもあり、まず無理です。
 
 
なので、あまり恋愛を重視しないほうが効率的でしょう。
「高校受験の勉強よりも、恋が大事」なんて思って、勉強そっちのけの中学生活を送って、志望校には進学できず、しかも高校進学後に恋が破局したとあっては、悲惨すぎです。
 
中学3年の中学生カップルが「高校進学しても、愛しあおうね。」なんて言った1年後の高校1年のころには、ほとんどの元カップルは破局しているのが落ちです。
 
== 勉強法 ==
=== 教科書と教科書ガイドを分析しよう。 ===
内申点を上げるには、学校の定期テスト対策をしなければなりません。学校の定期テストは、授業で習ったところから出ます。授業でならうところは、たいていは検定教科書や教科書ガイドに書いてあります。
 
市販の参考書の内容は、定期テストの範囲から外れることも多いので、注意してください。
特に公立高校受験の場合、高校受験での内申点の比率が、学力試験と同じくらいに大きいので、注意が必要です。
 
いくら、アナタ個人が、たとえ受験問題がスラスラと解けようが、学校の定期テストの成績が悪いと、内申点が悪くなります。公立高校の受験は、経歴重視なのです。どのみち、民間企業の採用試験では、学力試験なんて、ほとんど課されません。そういう将来の就職活動の練習だと思って、経歴を磨く練習として、内申点を上げるのが良いでしょう。
 
 
=== 実技教科の参考書も買おう。 ===
音楽や体育・保健など、実技系の教科も、成績が内申点になります。
これら実技系の科目の評価方法は、授業中の実技による評価もありますが、定期テストで、筆記試験もあります。成績評価では、筆記試験の比率が、意外と大きいです。
 
よっぽど、かなりスポーツが強いとか、かなり絵が上手いとか、かなり歌や楽器が上手い、かなり授業中の活動に熱心、・・・ などで無い限り、実技の練習をするよりも、平均的な練習に留めておいて、定期テストの筆記試験で得点を上げたほうが、おそらく成績評価が上がるでしょう。
 
 
実技教科も、定期テスト対策用の参考書が市販されてますので、実技教科の参考書を買って読んでおいて、テスト前に復習するのが、定期テスト対策には良いでしょう。
 
「用語を覚えるよりも、実技を身につけることのほうが重要だ。」というのは理想論ですが、内申点が下がってしまって希望の高校に進学できなくなってしまっては、元も子もありません。
 
どのみち、大学受験では、一般の大学入試の教科では、実技科目なんて出題されません。大学入試に出題されるのは5教科です。
 
大学入試で実技科目が出題される学校は、ごく一部です。体育大や美大・音大などだけです。体育大の入試で体育の実技が出され、美大の入試で美術の実技が出され、音大入試で音楽の実技が出され、・・・というようにです。体育大入試で美術の実技なんて出ません。美大入試で、音楽の実技なんて、出ません。
 
一般の学部(経済学部や文学部、法学部、理工学部など)では、大学入試では実技科目は出ません。医学部の入試ですら、保健の応急処置の実技は、たぶん出しません。工学部ですら、中学技術科の実技なんて、入試に出していません。そもそも高校の「普通科」(学科名)には、「技術科」という教科が存在しません。高校の家庭科分野の教科名は「技術家庭科」ではなく、単なる「家庭科」です。
 
大学入試に実技は出ません。大学入試に出るのは、いわゆる「座学」です。
 
高校受験も、公立高校では5教科の座学ばかりが、一般の高校入試では出されます。
 
 
そういう将来の受験の練習だと思って、定期テストでの実技科目の筆記試験対策も行っては、どうでしょうか?
 
== 趣味や娯楽など ==
=== 娯楽は時間を区切って行う ===
体育や芸術とかの練習とかですらも、時間を区切って、他の教科とバランス良く、練習を行う必要があります。
 
ましてや娯楽の時間は、たとえば趣味で運動をしたり、あるいはマンガや映画などの映像コンテンツを楽しんだり、または流行曲を聴いたりする時間は、もちろん時間を区切って、区切られた時間の範囲内で行う必要があります。
 
このように文章に書くと、あまりにも娯楽が少なそうに思えて窮屈そうですが、実は、世間の多くの人は、そんなに運動も映像コンテンツも好きではありません。
世間の人が「スポーツが好き」といっても、「じゃあ、42.195kmを走るのが好きですか?」って事です。
 
世間の多くの人は、べつにスポーツや芸術が好きなんじゃなくて、気分転換として、仕事以外・学業以外のことをやるのが好きなだけの人が多いのです。
 
 
さて、時間の限られた娯楽時間を活用するためには、趣味は生産的な内容に変えると効率的です。
 
たとえば、どうしても音楽が好きなら、流行曲を聴くよりも、学校の部活で合唱部や吹奏楽部に入部などをして、演奏などの練習をするべきでしょう。流行曲をいくら聞こうが、楽器の腕前は上達しません。
 
同様に、たとえば、どうしてもマンガやアニメが好きなら、美術部に入るなりして、絵を描く側の趣味に移るべきでしょう。
 
 
 
=== テレビの流す「流行」なんて時代遅れだから、情報収集する必要は無し ===
テレビの流す「流行の文化」は、テレビなんかに取り上げられた時点で、もはや時代遅れの古い知識です。また、仮に最先端の流行の情報を中学生が掴んだとしても、べつに中学生は株取引のデイトレーダーとかじゃないんだから、中学生に最新情報を利用する手立てがありません。
 
本当の流行文化は、テレビのような規制の多くて、放映料も高いメディアなんかでは、けっして紹介されません。
 
また、いくら流行の曲を聞こうが、流行のテレビ番組を見ようが、マンガを読もうが、15歳の中学3年生が20歳の大人になる5年後には、その作品の流行なんて、とっくにブームが終わっています。大人になってから、学生時代の流行作品の知識があっても、その知識は、もはや時代遅れです。
 
テレビなどのメディアでは、流行を追いかけることを宣伝しますが、単なる商売目的の宣伝なので、けっしてテレビの流行を鵜呑みにしては、いけません。
 
 
=== テレビの流す「若者文化」なんてウソだから無視をするべき ===
テレビでは「若者文化」とか自称して宣伝する場合も言う場合もありますが、宣伝なのでだまされないように。
 
本当の若者文化は、テレビのような規制の多くて、放映料も高いメディアなんかでは、けっして紹介されません。
 
 
だいたい、テレビ情報の自称「流行の音楽」とか自称「若者文化」とかに詳しい中学生なんかよりも、ピアノの演奏が上手な中学生とかのほうが、人気があるでしょう。もし、ピアノが得意なら、音楽の授業とかでも活躍できる機会があるだろうし、たぶん中学の学内で人気があるでしょう。いっぽう、流行の音楽に詳しかろうが、音楽の授業で活躍しません。
 
流行のマンガやアニメやイラストに詳しい中学生なんかよりも、デッサン力とか画力とかの高い中学生とかのほうが、学内の写生会とかで賞を取れたり、文化祭とかの時にポスター用イラストの制作を頼まれたりとかするなどして、たぶん中学の学内では人気があるでしょう。
 
このように、実は、芸術の得意な人は、意外と世間の流行を知りません。まあ、プロの芸術家なら、仕方なく最低限の流行を追いかけるかもしれませんが。しかし、中学生は別にプロ芸術家ではありません。中学生・高校生なら、たとえ進路として芸術方面を志している人でも、本気で努力しているなら、楽器の練習やらデッサン練習やらの練習とかで忙しくなるはずです。流行の情報なんて、そんなに追いかけてるヒマなんて無いはずです。
 
 
テレビの前で寝っころがって、テレビのスポーカーから自動的に流れてきた情報を耳にしただけで、流行の文化を理解して勉強した気になってる人は、その時点で、もはや、未来の文化の流行からは相手にされないでしょう。
 
 
流行の文化とか流行作とかは、いちいち追っかける必要は無く、むしろ追っかけをしなくても、キトンと仕事や学業をしてる一般の人々が、限られた娯楽時間の中だけでも、自然に人々の耳に入ったりする作品などこそが、真の流行の文化です。
 
だから、安心して、テレビの流す自称「流行の若者文化」なんて、後回しにして無視をするべきです。