「高校生活ガイド」の版間の差分

加筆。芸術科目の2年次以降や、理系私大の推薦入試における高校履修科目の条件など。
(加筆。芸術科目の2年次以降や、理系私大の推薦入試における高校履修科目の条件など。)
 
* 進級基準が中学よりも厳しい。
中学では学校にキチンと通学していれば、余程の非行や余程の学業不振が無い限りは、普通に進級できます。ですが高校では成績が悪いと、(進学校など学校によっては)けっこう留年をさせられる場合があります。
特に進学校や私立学校の場合には、進級基準が厳しい場合があるので、注意が必要です。
 
 
* 芸術科目の選択性。
普通科高校での芸術科目は、音楽・美術・書道・工芸の中からどれか一つを選ぶ選択制になっています。1では芸術科目が必修になっていることが多いと思います。
芸術科目を2つ以上履修することは出来ないのが一般です。高校によっては、2年次以降の芸術科目が履修できない場合もあります。なぜなら大学入試では、芸術系の大学を除き、多くの一般大学では芸術科目は入試科目でないのが一般だからです。たとえ2年生で履修できても、3年では履修できない場合もあります。あるいは2年生では芸術科目が履修できず、3年生で進路に応じて芸術科目は履修できるという場合などです。特に進学系の高校では、このような大学受験の実情のため、2年次以降は2年生・3年生とも芸術科目を履修できない傾向が強まるでしょう。
芸術科目を2つ以上履修することは出来ないのが一般です。
また、2年生以降の理系コース(多くの高校で文系または理系のコース分けがある)では、選択科目の対象が理系科目に当てられるため、芸術科目の2年以降の履修が時間的に難しくなります。
 
 
* 中学技術科に対応する高校科目が無い。
中学にあった技術・家庭科の技術分野は、高校では技術分野が消えて家庭分野のみの家庭科になっています。普通科高校では、職業教育は、ありません
 
* 選択科目が多くなる。
***公民科:現代社会、倫理、政治経済
***理科:化学基礎・物理基礎・生物基礎・地学基礎、物理・生物・化学・地学
***芸術科目:音楽、美術、書道、工芸
 
現代(2015年に記述)では、高校2年から、理科や社会科などで選択科目が多くなります。特に理科では選択科目が多く、たとえば「物理基礎」が選択科目に回ることもあります。文系コースなら2年では「地学基礎」や「生物基礎」を履修で、理系コースなら2年では「物理基礎」を履修、という具合にです。「物理基礎」・「物理」など物理系の科目は独学が難しく、生物や地学よりも物理は独学が困難なので、理系大学を志望する人は、地学よりも、なるべく物理系を優先的に履修して、物理・化学・生物の3分野を優先的に学ぶほうが良いでしょう。地学分野は、文系生徒がセンター試験対策のために暗記科目として学ぶというのが現状です。2年生レベルの物理を履修してない人が、高校3年で物理を挽回するのは、かなり困難であり、事実上は絶望的です。
特に高校3年からは、選択科目が多いのが普通で、高校3年で習うと思われる数学IIIや物理・生物・化学・地学などは、選択科目になっているのが一般的です。
 
特に高校3年からは、選択科目が多いのが普通であり、高校3年で習うと思われる数学IIIや物理・生物・化学・地学などは、選択科目になっているのが一般的です。3年の理系志望の生徒は、地学よりも、なるべく物理・化学・生物の3分野を優先的に学ぶほうが良いでしょう
先ほども言ったように、地学は文系生徒がセンター試験対策のために暗記科目として学ぶというのが現状です。
 
また、普通科高校の課程で扱われる全ての科目を、選択科目もふくめて全科目を履修するのは、授業時間の理由で不可能です。
 
* 普通科では文系と理系に分かれる。 (※ 詳しくは後節「文理の選択」で)
選択科目が多くなることと関係していますが、普通科では一般的に3年の始めごろから国英社を中心に学ぶ文科系(以下、文系)、理数を中心に学ぶ理科系(以下、理系)にクラスが分けられる学校が一般的です。学校によっては2年に文理のコースが別れる学校もあります。進路に理系大志望も考慮に入れてるなら、2年生でのコース分けなら、なるべく理系コースを選んだほうが良いでしょう。理系が文系に志望を変える(「文転」(ぶんてん)という)のは割りと容易ですが、しかし文系が理系に変えるのは、ほぼ無理だからです。
 
多くの高校では、3年生までに文理のコースが分かれます。
文理のコースが別れる学校の場合、文系コースと理系コースでは学ぶ内容が大きく変わるので、大まかな志望進路(理系志望か否か)は2年の終わりごろまでに決めておかなければなりません。
 
少数例ですが学校によってはコースが分かれずに文系志望の生徒にも数学IIIなどの理系科目を教える文理共通両立の高校の場合もあります。特にたとえ文理両立の高校でも、3年生では選択科目が増えてきます。高校普通科以外進学系の学(国際科・理数科などの名前になっていることがありま目を履修)でるのは、たとえ系・両立コース分けがないこと高校で珍しくありません、授業時間の制限のため、不可能です
 
また、文理両立とは別に、「国際科」(語学系の学科です)・「理数科」などの普通科以外の進学系の学科では、そもそも入学当初から文系・理系のコース分けがなくて、その学科のコースしか選べないことも珍しくありません。たとえば理数科では、そもそも理系コースしか選べず、全生徒が理系コースになり、文系コースは選べません。
 
私立大学の推薦受験では、受験生に特定の科目の履修を条件づける場合があります。たとえば、私立の理系学部を推薦受験する場合は、条件として数学III、および進学先学科に応じた新課程「物理」(旧課程「物理II」相当)・新課程「生物」・新課程「化学」などの科目の履修を条件づける場合もあります。なぜ科目制限するかというと、科目制限しないと文系科目だけで好成績を取って、理系科目が出来ないのに推薦入学してしまう受験生が出現してしまうからです。
 
なので、大学への推薦を考えてる中学生は、注意しましょう。特に理系学部への推薦を志望する場合は、高校での履修科目の制限が強いので、間違えて条件外の文系科目を履修しないように注意してください。
 
また、たとえ「普通科」高校であっても、高校によっては、どちらかというと文系教育に力を入れてる学校もあれば、どちらかというと理系に力を入れてる学校もあります。カリキュラムを見て、その高校がどちらかを判断しましょう。たとえば私大付属の高校などで、もし文系大学の付属高校なら、たとえ普通科であっても、やや文系よりの高校かもしれませんので、理系科目の時間はやや少ないかもしれません。
なので、もし文系寄りのカリキュラムの高校の生徒が、なるべく文理の履修を両立したいなら、やや理系寄りのコース・選択科目もしくは完全に理系寄りのコース・選択科目を選びましょう。その「理系寄り」が、他校での文理両立のコースでしょう。
 
* 学科によって教育内容が大きく変わる。
 
== 文理の選択 ==
なお、英語科目は文系・理系ともに大学入試で要求されることが一般的なので、「英語が苦手だから理系」という選択は避けましょう。
 
2年生の時点でのコース選択なら、とりあえず理系科目が得意な高校生なら、一般の大学志望なら、志望先学部に関わらず、とりあえず理系コースを選択しておけば、あまり問題は起こらないでしょう。2年生で文系コ-スを選択する必要のある人とは、私大文系の志望の場合です。「文系コース」とは、事実上は、私大文系コースです。ただし、日本では国立大学は難関なので、家庭の経済的な事情によっては、浪人できないなどの事情で私立文系コースを歩まざるを得ない場合もあります。ですが、大学の学費の工面がツライのだったら、そもそも商業高校や工業高校などの実業高校に進学すれば良かったのであり、高卒就職を目指せば良かったのです。
2年で文理コースが別れる学校の場合、3年になってから文系から理系に、理系から文系に変えることはできるでしょうが、非常に不利です。特に理系に変える「理転」は、ほぼ無理です。
 
国立大の志望とか、あるいは教育学部・経済学部などの数学や理科も必要とされやすい学部の志望なら、2年生・3年生での文理コース選択では、高校では場合によっては理系コースを選んだほうが良いかもしれません。
なぜなら、日本の大学の多くは文科系の私立大学なので、もし高校で文系コースを選択した場合、実質的には私立大・文系コースである場合が多く、理系科目の教育は文系コースでは文科省の定める最低基準以外には全く教育されないのが現実だからです。
 
また、芸術系大学・短大・専門学校の志望や、体育大志望などは、世間一般では文系コースとして扱われます。たとえば大学でスポーツ推薦などを受け入れてる学部も、社会学部や文学部・経済学部など、いわゆる文系とされる学部です。経済学部は、日本では文系の学部として扱われます。企業からの視点も、経済学部卒を文系の人間として扱います。また芸術系卒や体育大卒も、企業からの視点では、彼らを文系の人間として扱います。
理系コースの場合、3年になってからも新しいことを3年の2学期終わり頃までは授業で習いますが、文系の3年生の授業では復習中心で2年生終わり頃までに習った知識を用いた入試対策や過去問演習などの復習が増えてきます。また、文系では理系の生徒が学ぶ科目である数学IIIは履修することができず(特に進学校の理系では2年の終わりから数学IIIに入ることもある)、授業が行われる理科も1科目のみということが多く(理系では2科目が一般的)、3年になってから理転しようとしてもスタートラインから極めて大きな差ができてしまうのです。よって、文系コースから理系に「理転」すると、全く習ってないことが続出するので、ほぼ浪人が確定です。
 
2年で文理コースが別れる学校の場合、3年になってから文系から理系に、理系から文系に変えることはできるでしょうが、非常に不利です。特に理系に変える「理転」(りてん)は、ほぼ無理です。
 
なぜなら、日本の大学の多くは文科系の私立大学なので、もし高校で文系コースを選択した場合、実質的には私立大志望の文系コースである場合が多いので文系コースでは理系科目の教育は最低限しか行われず、文系コースでは文科省の定める最低基準以外の科目全く教育されないのが現実だからです。
 
理系コースの場合、3年になってからも新しいことを3年の2学期終わり頃までは授業で習いますが、文系の3年生の授業では復習中心で2年生終わり頃までに習った知識を用いた入試対策や過去問演習などの復習が増えてきます。また、文系では理系の生徒が学ぶ科目である数学IIIは履修することができず(特に進学校の理系では2年の終わりから数学IIIに入ることもある)、授業が行われる理科も1科目のみということが多く(理系では2科目が一般的)、3年になってから理転しようとしてもスタートラインから極めて大きな差ができてしまうのです。よって、文系コースから理系に「理転」すると、全く習ってないことが続出するので、大学受験対策が間に合わず、ほぼ浪人が確定です。
 
なお、そもそも大学進学には、別に高校で特定の科目を履修する必要は無いので、文系コースに通ってても理系大を受験することは出来ます。理系コースの出身で文系大を進学することも可能です。
 
ですが、先ほども述べたように、文系コースから理系大に進学するのは、現実的には困難です。
 
また、私立大などの推薦入試では、高校の履修科目に条件をつけて制限してる場合もあります。特に理系学部では、「数学IIIを履修」「新課程化学を履修」などのように条件をつける場合もありますので、注意してください。
 
なので、なるべく志望の進路にあったコースや科目を履修したほうが無難です。
 
== 高校の転校は条件がキビシイ ==
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