「初級システムアドミニストレータ/コンピュータシステム」の版間の差分

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; Bluetooth : 2.4GHz帯の周波数の電波を使ったデータ通信の規格です。10m程度の距離をワイヤレス通信でき、通信速度は1Mビット/秒です。一部のノートPCや、一部の携帯電話が対応しています。
; RS-232C : 主にPCとTA(ターミナルアダプタ)、PCとアナログモデムなど、比較的低速な機器の接続に使う、歴史あるシリアルインタフェースです。
; GPIB : 計測機器・医療機器・分析機器の業界では比較的標準的なインタフェースです。SCSIに似てパラレル伝送で、デイジーチェーン接続で最大15台までのデバイスを接続することができます。
なお、今日のPCでは、RS-232CやISAバスなどの古くからあるインタフェースがPC基板設計上のネックとなることが多いため、これらに替わってUSBやIEEE1394、PCIなどのインタフェースに絞った基板設計、いわゆる「レガシーフリー」と呼ばれる設計のPCが一般的です。
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; 【コラム】パラレル伝送よりもシリアル伝送の方が速い? : 実は、世のトレンドは、シリアル伝送です。一昔前までは、どう見てもパラレル伝送の方が(データをまとめて送ることができるため)高速とされてきましたが、最近ではパラレル伝送にも限界があることが知られてきました。特に、複数本の信号線の間で同期をとるタイミングをとりにくい問題や、あまり信号帯域を高くとると<b>信号線が電波を受発信するアンテナのように振舞ってしまい、隣近所の信号線に混信してしまう</b>クロストークと呼ばれる現象の問題があります。そのため、パラレル伝送にこだわるよりも<b>シリアル伝送で回路も単純化した方が、結果として速い</b>というのが、最近のトレンドです。SCSIのシリアル版とも呼べるSASや、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)と呼ばれるシリアル伝送技術(TIA/EIA-644)は、600Mビット/秒以上の伝送速度を手軽に扱えることから、今後の普及が期待されています。
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=== 入出力装置の種類と特徴 ===
; キーボード、ポインティングデバイス