「高等学校生物/生物II/タンパク質と生物体の機能」の版間の差分

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高等学校生物 生物I‐細胞とエネルギー 2015年3月29日 (日) 16:55‎ より、光合成について引用。さきほどの引用は呼吸についての引用。
→‎光合成の仕組み: C4植物について
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== 光合成の仕組み ==
=== カルビン・ベンソン回路 ===
[[File:光合成のしくみ.svg|thumb|900px|光合成のしくみ<br />(※ くわしくは生物IIで説明する。)]]
 
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このカルビン・ベンソン回路の反応は、温度の影響を受ける。
通常の植物は固定でC3化合物のPGA(ホスホグリセリン酸)が回路(カルビンベンソン)の最初にできるC3植物である。
 
 
リブロース-1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼという酵素(略してRubiscoという。'''ルビスコ'''と読む)が、カルビンベンソン回路での、CO<sub>2</sub> を取り込む段階での酵素。
=== C4植物とカム植物 ===
*C4植物
リンゴ酸などのC4化合物が回路の最初にできる代謝系の'''C4植物'''といい、カルビンベンソン回路とは別の代謝系(C4回路)を持っている。
熱帯にC4植物が多く、サトウキビやトウモロコシがC4植物である。
C4回路というオキサロ酢酸から開始する回路があり、このC4回路によりCO<sub>2</sub>を効率よく固定している。葉肉細胞にリンゴ酸などをC4化合物として固定している。そして、炭素が必要なときは、維管束(いかんそく)鞘細胞(しょうさいぼう)に送り、分解してCO2を発生させる。
 
*CAM植物(カムしょくぶつ)
砂漠に多い。パイナップル、ベンケイソウ、サボテンなど。
昼間は空気が乾燥していて気孔を開いてしまうと水分をうばわれてしまうので、かわりに夜に気孔を開いて、二酸化炭素を固定する。二酸化炭素をもとにリンゴ酸などを蓄えることで、昼までCO<sub>2</sub>を固定して保存しておく。光合成は、たくわえたリンゴ酸などを材料にして昼間に光合成を行う。
 
CAMとは、ベンケイソウ型酸代謝(crassulacean acid metabolism)という意味である。
 
== タンパク質 ==