「高等学校生物/生物II/タンパク質と生物体の機能」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
脂肪とタンパク質の呼吸による分解
カルビンの実験
128 行
:(未記述)
 
== ※ タイトル未定代謝 ==
=== 呼吸(同化) ===
:(※ 2015年からの新課程では用語の言い換えがあり、「好気呼吸」→「呼吸」、「嫌気呼吸」→「発酵」「解糖」と言い換え。「好気呼吸」および「嫌気呼吸」の用語は教科書では用いられないことになっている。しかし、古い文献では残っている.。本記事は旧課程の生物Iの記事であり、また当分は習う必要があると判断し、当ページにて「嫌気呼吸」などの表記を記述する。)
273 行
脂肪は加水分解されて、脂肪酸とグリセリンになる。その後、グリセリンは解糖系に入る。脂肪酸はβ酸化という過程を経て分解されてアセチルCoAになり、クエン酸回路に入る。
 
タンパク質は、まずアミノ酸に分解され、アミノ酸のアミノ基を、アンモニア(NH<sub>3</sub>)として遊離する。この過程を'''脱アミノ反応'''という。アラニンは脱アミノ反応によってピルビン酸になり、以降は、糖の分解でのピルビン酸の分解と同じ過程を経る。グルタミン酸は、脱アミノ反応でケトグルタル酸になり、クエン酸回路でのケトグルタル酸と同様の代謝をされる。
 
 
その後の分解の過程はアミノ酸の種類によって異なるが、最終的にどのアミノ酸もクエン酸回路で代謝される。ピルビン酸も、解糖系では最終的にクエン酸回路に合流するからである。
 
== 光合成の仕組み ==
=== カルビン・ベンソン回路 ===
*カルビンの実験
[[File:光合成のしくみ.svg|thumb|900px|光合成のしくみ<br />]]
 
炭素の放射性同位体<sup>14</sup>Cをふくむ二酸化炭素<sup>14</sup>CO2を含む溶液中で、クロレラなどの緑藻などに光合成を5秒ほどの短時間行わせる。その後、すぐに光を当てるのを中止し、熱したアルコールに浸して、光合成を中止させる。
このとき、どのような物質に、<sup>14</sup>Cが取り込まれるかを調べる。
 
この結果、まずC3化合物であるホスホグリセリン酸(PGA)が増加していることが分かった。
 
光の照射時間を変えていく方法などで、詳しく調べたころ、代謝の経路が回路状になっている事が分かった。
 
{{-}}
[[File:光合成のしくみ.svg|thumb|900px|光合成のしくみ<br />]]
{{-}}
[[ファイル:Thylakoid.png|thumb|450px|チラコイドは、葉緑体の中にある。]]