「高等学校生物/生物II/生物の進化」の版間の差分

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中生代の末期まで
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噴き出す熱水にはメタン・硫化水素・アニモニアなども含まれており、これらの物質は有機物の原料になるものが多いので、このような場所で生命の発生が起きた可能性も、生命の発生の説として考えられている。
 
=== ※ タイトル未定生命誕生の仮説 ===
*コアセルベート説
オパーリン(生物学者)は、タンパク質をふくむ水の液滴、あるいは核酸をふくむ水の液滴などを'''コアセルベート'''とよび、コアセルベートから生命が誕生したと考えた。
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[[File:800px-PleaisaidesZICA.png|thumb|300px|イクチオステガ]]
デボン紀の末期には、魚類から進化したと考えられる原始的な両生類が現れた。最古の両生類として考えられている'''イクチオステガ'''は肺を持っており、また四肢を持っており、浅瀬や陸上を歩いて移動できたと考えられている。
 
石炭紀になると、ハ虫類が出現した。ハ虫類は、胚発生時に、'''胚膜'''(はいまく)で胚が保護されておる。また、卵の外側は硬い殻で覆われている。卵が陸上で生存できるようになり、脊椎動物の陸上への進出が、達成された。
 
また、羽を持った昆虫も出現した。巨大なトンボ(80cmくらい)の化石が見つかっている。
 
古生代の末、地球が寒冷化し、大量絶滅が起きた。三葉虫は絶滅し、シダ植物の森林は衰退した。
寒冷化の原因は不明だが、この時期に大規模な地殻の変動が起き、また酸素濃度が激減したことが分かっている。
 
古生代最後のペルム紀から中生代の初めごろに、地球の乾燥化が起き、乾燥に強い生物が繁栄した。中生代には、植物ではイチョウやソテツなどの裸子植物が繁栄した。また、中生代の中ごろから、被子植物が出現した。被子植物は胚珠が子房の中にあり、そのため乾燥に強い。
 
== 中生代 ==
中生代の動物では、ハ虫類の大型化した'''恐竜'''類が出現して繁栄した。また、三畳紀(さんじょうき、別名:トリアス紀)には'''哺乳類'''(ほにゅうるい)が出現した。
 
'''ジュラ紀'''には、恐竜から進化した'''鳥類'''が出現した。'''始祖鳥'''(しそちょう)が、中生代ジュラ紀には出現していた。ジュラ紀の地層から始祖鳥の化石が見つかっている。中生代の海中では'''アンモナイト'''が繁栄した。
 
中生代の最後の白亜紀(はくあき)には、現在でいうカンガルーにあたる、'''有袋類'''(ゆうたいるい)が出現していた。
 
中生代の末期、大量絶滅が起きた。中生代末期である約6600万年前に、大型の隕石が地球に衝突したことが分かっているので、この隕石衝突による気候変動が原因だろうという説が有力である。
新生代末期の白亜紀の地層と、新生代の初めの地層から、高濃度のイリジウムが多く見つかっているが、このイリジウムは小惑星に多いことが知られている。また、メキシコのユカタン半島に巨大なクレーターがあり(クレーター直径は100km以上)、この時代の隕石衝突によるものだろうと考えられている。ここに衝突した隕石の直径は10kmだろうと計算されている。
 
大きな隕石の衝突により、粉塵などが舞い上がり、太陽光がさえぎられて、植物の光合成が低下し、
そのため、植物の衰退および、食物連鎖で繋がっている動物が死亡し、動植物が大量絶滅した、などという説が考えられている。
 
中生代の末期ごろ、恐竜類は絶滅し、アンモナイトも絶滅した。
 
== 新生代 ==
新生代に入り、哺乳類が繁栄し始め、また哺乳類は多様化していった。