「高等学校生物/生物II/生物の進化」の版間の差分
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そのため、植物の衰退および、食物連鎖で繋がっている動物が死亡し、動植物が大量絶滅した、などという説が考えられている。
中生代の末期ごろ、恐竜類は絶滅し、アンモナイトも絶滅した。なお、恐竜の色素は化石としては残りづらく、そのため恐竜の表皮などの色は不明である。
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と進化してきた。ヒラコテリウムの大きさは、現在のイヌほどの大きさだった。
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=== 形態学的な証拠 ===
異なる種類の動物どうしの器官で、形や働きが違うが、発生の起源が同じものを、'''相同器官'''(そうどう きかん)という。
植物でも、異なる種類の植物同士で、形や働きが違うが、発生の起源が同じものを相同器官という。
ヒトの手、クジラの胸ビレ、鳥類の翼、イヌやカエルの前足、などは、すべて、原始的な脊椎動物の前足が起源であり、相同器官である。
しかし、チョウの羽は、トリの羽とは発生の起源が異なる。トリの羽とチョウの羽は、形や働きが似ているが、発生の起源が異なる。形や働きが似ているが、発生の起源が異なる器官を'''相似器官'''(そうじ きかん)という。
チョウの羽の起源は表皮である。トリの羽の起源は前足である。
植物では、サボテンのトゲと、エンドウの巻きひげは、葉が起源であり、相同器官である。
動物の尾に対するヒトの尾骨のように、相同器官のうち、痕跡ていどに残っている器官を'''痕跡器官'''(こんせき きかん)という。
クジラの後ろ足も、痕跡器官である。ヒトの痕跡器官は、尾骨のほかにも、盲腸(虫垂)、耳を動かす筋肉、結膜半月ひだ(瞬膜の痕跡)、犬歯、などがある。
=== 発生における証拠 ===
[[画像:Baer embryos.png|thumb|250px|エルンスト・ヘッケル ([[:en:Ernst Heinrich Philipp August Haeckel|Ernst Haeckel]]) によるセキツイ動物の胚の比較。なお、図の初期胚には形態的な類似性が見られるが、今日ではマチガイだといわれている。左の4つは魚類、両生類、爬虫類、鳥類。右半分はホ乳類。右端がヒト。]]
*ヘッケルの発生反復説
脊椎動物は、発生の初期の胚の形が、似通ってる。このことから、脊椎動物は、共通の祖先を持つ可能性が推測できる。これをドイツの'''ヘッケル'''は「個体発生は系統発生を繰り返す。」と表現した。系統発生とは進化の歴史のこと。
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▲* 相同器官と掃除器官
=== 分子に見られる事実と解釈 ===
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