「中学校理科 第1分野/物質のすがた」の版間の差分

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コラム: コロイド溶液
水は4℃で、もっとも重くなる
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密度はあらゆる物質が持つ量であり、その値は物質によって非常に異なっている。水のような液体や、空気のような気体の密度は通常固体の密度よりも小さい。すぐ後で扱うが、多くの物質は温度(と圧力)によって、その状態を"気体"、"液体"、"固体"に変化させる。このとき、物質の状態変化に伴って、物質の密度はこの順に大きくなることが普通である。つまり、ほとんどの物質で、固体の密度がもっとも大きく、つぎに液体の密度が大きく、気体の密度はもっとも軽い。
 
ただし、水はこの変化の例外であり、"固体"(氷)の密度が"液体"(水)の密度よりも小さい。これは"氷が水に浮かぶ"性質につながっている。水の密度は、4℃の液体のときが、もっとも密度が高い。つまり、水は4℃のときに、もっとも重くなる。
 
密度の単位は g/cm<sup>3</sup> (グラム毎立方(まいりっぽう)センチメートル ) またはkg/m<sup>3</sup> (キログラム毎立方(まいりっぽう)メートル ) で与えられる。