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量子論に関わる歴史的な事柄について整理しましょう(一般の物理学や自然科学の歴史については[[w:物理学|物理学]]、[[w:自然科学|自然科学]]を参照)。
 
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=== 波動力学 ===
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ボーアによって導入されたラザフォード原子の量子力学的なモデルは、原子核近傍の電子の様子をよく記述できることが分かりました。しかし、束縛電子のエネルギー準位および角運動量に対して導入された整数 <math>n</math> が何を表しているかは明らかではありませんでしたし、定常状態における電子が異なる半径の軌道へ「跳躍」する過程についても、ボーアの理論は対応原理を除けば満足の行く説明もできませんでした。
 
ボーア理論における量子条件の物理的な意味は、やがて別の研究から明らかにされることとなります。ド・ブロイやシュレーディンガーらは光の粒子性と波動性を通常の物質について適用することを考え、物質の運動を物質場の波として記述する方法に辿り着きました。この物質波によって、量子論における離散性は物質波が定常状態になることによって引き出されるという物理的解釈が与えられ、明らかに定常状態でないような状態についても同じ形式で取り扱うことが可能となりました。シュレーディンガーによって与えられた、物質波の運動方程式を'''シュレーディンガー方程式''' (Schr&ouml;dinger equation) といいます。またシュレーディンガー方程式の解として与えられる[[w:複素解析|複素関数]]を'''[[w:波動関数|波動関数]]''' (wave function) と呼びます。波動関数は元々、物質の分布そのものを表すと考えられていましたが、後に測定に関する系の統計的・情報理論的な性質を表すものと読み替えられるようになりました。
 
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