「高等学校生物/生物II/遺伝情報の発現」の版間の差分

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'''オペロン説'''(operon theory)
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(Wikipedia解説おわり)
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ジャコブとモノーは、おそらくDNAの段階で調節されているのだろう、というオペロンの機構の説を提唱し、これを'''オペロン説'''(operon theory)という。
 
RNAポリメラーゼは、DNAからmRNAへの転写の開始の際、まずプロモーターというDNA領域に、くっつく。
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そして調節タンパク質がDNAに結合できるかどうかが、環境中の物質によって変わってくることになる。
 
さて、転写を抑制する調節タンパク質のことを'''リプレッサー'''(repressor)という。
 
大腸菌の場合、グルコースが多い通常時は、ラクトース分解酵素の遺伝子DNAの直前の領域について、リプレッサーとして働く調節タンパク質が、オペレータ領域に結合することでRNAポリメラーゼの進展を妨害し、こうしてラクトース分解酵素の発現を抑制している。
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これらの結果から、また、調節タンパク質をつくるための遺伝子も存在している事が分かる。
調節タンパク質をつくるための遺伝子を'''調節遺伝子'''(regulatory gene)という。
 
===== トリプトファン =====
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===== ヒストン =====
:(図をここに)
真核生物のDNAは、通常時は、'''ヒストン'''(histone)という球体のタンパク質に、まとわりついてる。このヒストンは、ヒストン4個(つまり球体4個)で、一つの組になっている。ヒストンにDNAがまとわりついた構造を'''ヌクレオソーム'''(nucleosome)という。さらに、このヌクレオソームが連なったものが、折りたたまれる構造をとっており、このヌクレオソームの折りたたまれた構造を'''クロマチン繊維'''(chromatin fiber)という。
 
DNAからRNAへの転写について、このようなヌクレオソームな状態では(つまり、ヒストンにDNAが、まとわりついた状態では)、転写できない。転写の前にヒストンから、DNAが、ほどかれる必要がある。
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=== 執筆予定 ===
:マラー
:キイロショウジョウバエの雄にX線
:突然変異
:大腸菌の光吸収
 
:連鎖