「中学校保健/応急手当」の版間の差分

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* 熱中症の応急処置
 
応急手当(おうきゅうてあて)としては、まず、涼しい場所に移動させる。<ref>和唐正勝、『現代高等保健体育』(文部科学省 検定済み教科書)、大修館書店、発行:平成25年4月1日、P.61</ref>
意識があり、吐き気や嘔吐物(おうとぶつ)が無ければ、薄めの食塩水やスポーツドリンクなどを飲ませて、水分および塩分を補う。<ref>和唐正勝、『現代高等保健体育』(文部科学省 検定済み教科書)、大修館書店、発行:平成25年4月1日、P.61</ref>
食塩水の濃度は、みそ汁やスープ料理などの濃度で良い。
 
スポーツドリンクは、塩分が少なめで糖分が多めなので、脱水の改善の効果は、やや弱い。<ref>著作者:文部科学省、『高等学校用 人体と看護』(職業高校用 教科書)、教育出版、発行:平成25年1月20日初版、P.298</ref>なので、できれば食塩水のような飲料を飲ませるほうが望ましい。
 
もし、経口補水液(けいこう ほすいえき)があれば、それを飲ませるのが良い。
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なので、飲みすぎに注意して、こまめに水分を取ることが必要です。
 
かつて、「スポーツの練習中には、水を飲まないほうが良い」などの誤解があった。現在では、これは医学的根拠が無いとして、まちがった迷信だとして、否定されている。<ref>北側薫、『高等学校 保健体育』(文部科学省 検定済み教科書)、第一学習社、発行:平成25年2月10日、P.150</ref>
 
 
==== スポーツドリンクばかりを飲みすぎないように ====
スポーツドリンクと水道水を、交互に取るなどして、バランスよく、補給しましょう。
 
スポーツドリンクは、けっして熱中症の予防薬では、ありません。ふつうのスポーツドリンクは、糖分が多めだから、です。なぜなら、もともとスポーチ運動後のエネルギー補給をかねて生産されているため、糖分が多めなのです。