「中学校理科 第1分野/化学変化とイオン」の版間の差分

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スポーツドリンクなどでの「イオン」や「電解質」について解説
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・塩化銅
: CuCl<sup>2+</sup> &rarr; Cu<sup>2+</sup> + 2Cl<sup>-</sup>
 
=== 人体とイオン ===
スポーツドリンクなどの広告とかで、「電解質」やら「イオン」などの文字を見たり聞いたりすることもあるでしょう。保健体育などの授業でも、電解質やイオンなどの言葉を聞く場合もあるかもしれません。
 
これは、どういうことでしょうか。
 
じつは、私たち人間の体にも、血液中などに、塩化物イオンやナトリウムイオンなどのイオンが溶けています。
 
ナトリウムイオンは、人体で、さまざまな働きをしています。汗をかくと、ナトリウムイオンなどのイオンが失われます。もしナトリウムが不足しすぎると、 めまい や けいれん などの危険な症状になります。
 
なので、ナトリウムイオンなどをおぎなうために、食事などでは食塩(しょくえん)をおぎなう必要があるので、塩分のふくまれたものを食べるのです。
 
学校の給食は、栄養士の人などが、中学生に必要な塩分やカロリーやビタミンなどを計算して、給食を作っています。アレルギーが無い限り、なるべく給食を食べるようにしましょう。
 
さて、汗をたくさん、かいたあとに、水だけを飲んでも、ナトリウムは補われません。熱中症で、汗をかきすぎた場合は、患者に水だけを飲ませるよりも、うすめの食塩水をのませたほうが良いのです。(中学高校の保健体育の教科書でも、そう説明されています。)ちなみに、みそ汁の濃度と同じくらいの濃度が、熱中症の人に飲ませる食塩水の濃度では、ちょうど良いとされています。この濃度は、水1kgあたり、食塩2gていどです。
 
スポーツドリンクで「イオン」とか「電解質」と言ってるのは、商品にもよりますが、運動で汗をかいたときに不足しやすいナトリウムなどのイオンが含まれている飲料だからです。
 
=== 発展:電子殻 ===