「中学校保健/応急手当」の版間の差分

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熱中症の症状別の応急手当など。
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:そして、水(みず)でぬらしたタオルや、氷(こおり)や扇風機(せんぷうき)などで、体を冷やして(頭、わき、首まわり、太もものつけね)、患者をすずしくしてください。
 
:・意識がはっきりしていれば、水をのませて、水分を補給します。自力で水が飲めない場合、重症なので、病院・医療機関などへ搬送してください
 
:・意識が無い場合や、意識障害がある場合、上記の手当てをつづけながら、一刻も早く、病院・医療機関を呼んでなどへ搬送してください。
 
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=== 熱中症の予防 ===
==== こまめに水分と塩分を取ろう ====
夏場や、はげしい運動の前後などは、こまめに、水分をとることが必要です。このとき飲む水は、ほとんどの場合、水道水で、かまいません。スポーツドリンクなど塩分をふくむ飲料は、よほど激しい運動の前後でないかぎり、それほど熱中症の予防には、多くは飲む必要はありません。
 
食塩濃度0.1%〜0.2%の食塩水が、熱中症の予防に効果的ですので、たくさん汗をかく場合は、この濃度に近い食塩水を補給しましょう。
 
水分を取る際、いっぺんに水分を多めにとっても、効果は、ひくいです。また、いっぺんに水分を取りすぎると、下痢(げり)などの原因にも、なります。
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かつて、「スポーツの練習中には、水を飲まないほうが良い」などの誤解があった。現在では、これは医学的根拠が無いとして、まちがった迷信だとして、否定されている。<ref>北側薫、『高等学校 保健体育』(文部科学省 検定済み教科書)、第一学習社、発行:平成25年2月10日、P.150</ref>
 
 
*服装
熱中症の予防として着る服は、なるべく薄着(うすぎ)が良い。通気性と吸湿性の良い服が良い。また、帽子で日差しを減らすのも効果的である。裸での運動は、日光が直接に全身に当たるため、かえって熱中症になりやすく、裸での運動はダメ。
 
 
*スポーツの場合の服装
薄着(うすぎ)が良い。