「古典力学/イントロダクション」の版間の差分

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有名な[[w:ニュートンの運動方程式|ニュートンの運動方程式]] (Newton's equation of motion) は、
:<math>m\boldsymbol{a} = \boldsymbol{F}</math>
と書くことができます。これは、[[w:慣性系|慣性系]] (inertial frame of reference) において[[w:質量|質量]] <math>m</math> が一定の物体に働く合力 <math>\boldsymbol{F}</math> が物体に加わる[[w:加速度|加速度]] <math>\boldsymbol{a}</math> と質量 <math>m</math> 質量の積に等しい、ということを表していて、物体に働く力はその物体に加わる加速度の原因となることを示しています。'''慣性系'''という用語が出ましたが、一先ずは上に挙げた方程式が成り立つような場所と理解しておきましょう。
 
また上記の関係は、質量 <math>m</math> が大きい物体ほど同じ加速度を得るには大きな力が必要であることを示しています。では質量の大きな物体とはどのようなものでしょうか。その答えは物体に働く重力の法則によって示されます。[[w:ガリレオ・ガリレイ|ガリレオ・ガリレイ]]の逸話でも有名なように、物体が落下する際の運動の仕方は物体の重さによらず同じであることが知られています。この[[w:落体の法則|落体の法則]]によって、様々な物体に加わる重力加速度はすべて等しいことが導かれ、しかし物体に加わる力の大きさは物体の重さそのものを示しているため、結局物体の質量と物体の重さは比例することが示されます。つまり、重い物体ほど質量が大きいのです。