「大学生活ガイド/理系」の版間の差分

第二外国語の履修について、理系学部なら、ドイツ語か中国語が時間面から有利なことを説明
(前の版は、2015年9月23日 (水) 20:17‎ Glayhours の版への差し戻しである。)
(第二外国語の履修について、理系学部なら、ドイツ語か中国語が時間面から有利なことを説明)
 
このような非現実的な単位基準の問題点は昔から指摘されていますが、いっこうに改善のきざしがありません。当面は、このような単位基準の時代が続くでしょう。
 
 
== 出席を重視する学科も多い ==
ともかく大学生は、そのようなオリジナリティーあふれる教授にも合わせてあげて、テスト対策をする必要があります。
 
== 第二外国語の履修はドイツ語か中国語を最低限だけにしよう ==
=== 何故なのか ===
大学によっては、第二外国語の履修が必修の場合があります。その場合、理系の学生なら、'''ドイツ語'''か'''中国語'''を選択すべきでしょう。それ以外(フランス語やロシア語など)は選択しないほうが無難です。
 
現代の大学では、低学年から専門科目を教わるため、専門科目の予習復習で忙しくて、語学にあまり充分な時間をとれません。
フランス語やロシア語は、入門的なことを学ぶのですら、ドイツ語よりも何倍もの時間が掛かります。
 
それと忠告ですが、けっして、ドイツ語やフランス語などの第二外国語を、「英語のように深く学ぼう」とは、'''してはイケマセン'''。
 
現代の日本の大学の理系の学部では、せっかく第二外国語の科目を設置してても、じゅうぶんな学習時間が、学生に確保されていません。なので、難しい語学科目のせいで時間不足になり、いくつかの科目の単位を落としたりして、留年の原因になります。もし就職希望先が文系の業界の場合、そういう理系の事情を知らないかもしれません。
 
なお、大学によっては、フランス語やロシア語が難しいことを考慮して、定期テストなどには、ドイツ語よりも易し目の問題を出す場合もあますが、考慮してない場合もあります。あるいは教員が考慮したつもりになっただけで、実践できてなかったりする可能性もあります。
 
言っときますが、けっしてドイツ語が簡単なわけではありません。理系の専門科目を学びながら英語科目を学んだ上で、ドイツ語の科目を学ぶのは、かなりスケジュール的にはキツいです。つまり、ドイツ語のかわりにフランス語やロシア語を履修すると、さらにキツいスケジュールになる場合がありうる、ということです。
 
=== 各言語の難度、および履修制度のパターン ===
* ドイツ語
ドイツ語は、英語より文法が難しいものの、フランス語よりかは文法がかなり簡単です。また、ドイツ語の単語は、比較的英語に近いです。ドイツはイギリスとは海をへだてているものの、距離が近いため、単語も近いのです。すくなくともロシア語と英語の遠近と比べたら、はるかにドイツ語は英語に単語が近いのです。
 
いっぽうフランスの場合、距離的にはイギリスに近いものの、フランス国内の伝統主義などの理由により、フランス語は単語が独特なので、英語からは単語が遠く、フランス語の習得には時間が掛かります。
 
また、医療系などの学部や学科では、第二外国語にはドイツ語を必修にしている場合もあります。昔の医学用語で、ドイツ語に由来する用語が多いからです。
 
明治以降の近代の大学教育で、ドイツ語が第二外国語として必修的に教育されてきたという歴史もあり、教える大学側にもノウハウが蓄積されています。
 
* フランス語
まず、フランス語は文法が不規則で、とても覚えることが多いので、時間が掛かります。なので毎年、フランス語は単位を落とす人も多いと、ほとんどの大学では有名でしょう。そしてフランス語は、単語があまり英語とは似ていません。そのため、フランス語の習得には、かなりの時間が掛かります。
 
* ロシア語
ロシア語は、文字がキリル文字で、とっつきづらいです。文法も、英語やドイツ語よりかは難しいです。単語も、英語とは、かなり違います。距離がイギリスから離れてることもあり、単語が似てません。
 
* スペイン語やイタリア語やポルトガル語など
スペイン語やイタリア語やポルトガル語なども、文法が複雑です。イタリア語はラテン語の影響があったりして興味ぶかいかもしれませんが(ラテン語は中世では学問の共通語だった)、しかしイタリア語の習得には時間が掛かり、理系学生には時間が足りません。
 
大学によっては、理系の学部の場合、イタリア語やスペイン語やポルトガル語などは履修できず、ドイツ語かフランス語かロシア語だけの場合もあります。
 
なおスペイン語が第二外国語として用意されていたりするのは、南米諸国の多くの国でスペイン語が使われてるので、世界ではスペイン語の話者人口が多いという背景事情があるのですが、理系大学生の学習には当分は無関係な事情です。科学の研究の世界では、スペイン語圏の科学者なら英語を使えますので、英語が通用します。
 
* 中国語
もし中国語がドイツ語のかわりに第二外国語として履修可能なら、それでも良いかもしれません。中国語の発音は難しいですが、どうせ定期テストの筆記試験には出ません。なお、大学によっては、理系の学部では、中国語が履修不可能の場合もあります。日本の科学の世界では、あまり中国語を使う機会が無かったからです。
 
=== 解説 ===
そして、どの言語を第二外国語の履修として選択するにしても、けっして深入りしてはいけません。現代の理系学生には、そこまでの時間がありません。また、せっかく第二外国語をより深く習得しても、いまや実用性もありません。
 
いまや国際的な科学論文のほとんどは、英語で書かれており、わざわざドイツ語やフランス語で読む必要が少ないのです。もし科学史家なら、古い時代のヨーロッパの文献を、ときどきドイツ語やフランス語で読む場合もあるかもしれませんし、冷戦時代のソビエト連邦の科学書をロシア語で読む必要もあるかもしれませんが、しかし現代の理系の大学生には不要な技能です。
 
それに、学生用の、たいていの科学書は、英語に翻訳されてます。
 
たとえばアインシュタインはドイツ出身のスイス育ちのユダヤ人ですが、アインシュタインの著作での言語は、たいてい英語に翻訳されて出版されてますし、日本語にも翻訳されて出版されてますから、わざわざドイツ語で書かれた著作を読む必要がありません。
 
ドイツ人数学者ヒルベルトの著作は、とっくの昔から、日本語で翻訳出版されてます。ドイツ人技術者ディーゼルの著作も、日本語で翻訳出版されてます。
 
フランス人数学者ブルバキの著作も、とっくの昔から、日本語で翻訳出版されてます。
 
ロシア人の物理学者ランダウの著作も、材料力学の工学者チモシェンコの著作も、数学者スミルノフの著作も、とっくの昔に、日本語に翻訳されています。もはやロシア語でランダウやチモシェンコやスミルノフの著作を読む必要がありません。
 
それに、単に日本国内で、ドイツ語やフランス語などの外国語で書かれた専門書や論文などの文献を読むだけなら、べつに科目の単位を履修するほどの学力がなくても、必要なら、辞書で調べれば済みます。
 
もし科学史家などが研究のためにドイツやフランスなどの海外現地で直接、過去の科学者の著作などを読む必要があるなら別ですが。しかし、現代の日本人の大学生には、そこまでの作業をする機会はないでしょう。
 
このように、現在の日本での第二外国語の教育には、いろいろと問題点があります。しかし、大学にとっては、昔から第二外国語を教えてきたという伝統と権威とメンツのため、必修科目だったりする場合もあります。
 
どうせ、たかが学校で週に2時間〜3時間ていどを習ったくらいでは、流暢な語学なんて身につきません。
 
大学側の教育目的の本音は、きっと、ドイツ語やフランス語の語学そのものよりも、英語の理解を深めさせるために、ヨーロッパ圏の言語を第二外国語として新入生が学ばされる・・・、というのが大学側の教育目的の実態でしょう。
 
英語ですら、中学高校あわせて6年間も学んでも、なんとか英語文献を読めても、自分で英語で書いたり話したりするとなると、とても難しいのです。ましてやドイツ語やフランス語なんて、まず、書いたり話したりするようになれるのは絶望的です。
 
文科系の学生に、ドイツ語やフランス語を流暢に話す技能の習得は、まかえておきましょう。ドイツ文学科・フランス文学科とか、外国語学部とかの学生に、まかせておきましょう。
 
== 日本の世間の権威主義・経歴主義 ==
17,695

回編集