「高等学校数学A/場合の数と確率」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
10 行
つまり、場合の数は事柄が起こりうる確率と密接な関係にある。
 
例えば、ポーカーなどのカードゲームでは集めることが難しい役は高いランクが与えられているが、これは起こりにくい役が出来るトランプの組み合わせの現われる確率が小さいことによる。
これは起こりにくい役が出来るトランプの組み合わせの現われる確率が小さいことによる。このことは、52枚のカードから5枚を引いて来たときに全てのカードを引く確率が同じであるとしたとき、ある役に対応するカードの組み合わせを引く場合の数がより少ないことに対応する。
 
このように、場合の数は事柄が起こりうる確率と密接な関係にある。
 
カードゲームのように確率が具体的に計算できる場合の他にも、確率の考え方を用いて計算される事柄は多くある。
確率の考え方を用いて計算される事柄は多くある。
 
* 例:保険
たとえば、保険(ほけん)と呼ばれるものはある事柄に値段をつけるものであるが、保険を下ろさなくてはならない事柄が起こりにくいと客観的に思われるものほど、そのものの値段が下がるという特徴がある。
保険を下ろさなくてはならない事柄が起こりにくいと客観的に思われるものほど、そのものの値段が下がるという特徴がある。例えば、自動車保険に加入するのに必要な代金は若者では高く、年令を重ねるごとに低くなっていく。
これは、若者は自動車の免許を取得して時間が短い場合が多く、保険金の支払を必要とする自動車事故をおこす可能性が高いことによる。
いっぽう、年令を重ねたものについては運転の技量が時とともに上達すると一般に考えられるので保険をかけるための代金は少なくなるのである。