「高校化学 14族元素」の版間の差分

: Ca(OH){{sub|2}} + CO{{sub|2}} → H{{sub|2}}O + CaCO{{sub|3}}↓

 

二酸化炭素の固体は分子結晶の固体であり、'''ドライアイス'''として知られ、冷却剤として広く用いられている。常圧で'''昇華性'''があり、液体にならず直接気体となる。

 

 

==== 単体 ====

'''ケイ素'''（Si）は金属光沢をもつ銀灰色の固体である。天然には単体として存在せず、酸化物を還元することにより製造される。単体は共有結合の結晶であり、ダイヤモンドと同様の構造でケイ素原子が結合する。そのためダイヤモンド同様融点・沸点は高く、固い結晶を作る。導体と不導体の中間程度の電気抵抗を持つ半導体で、太陽電池やコンピュータ部品に用いられる。

 

 

==== 二酸化ケイ素 ====

'''二酸化ケイ素'''（SiO{{sub|2}}）は自然界で石英として存在する。透明な石英の結晶は「水晶」と呼ばれ、宝石として用いられる。また、砂状のものはケイ砂と呼ばれ、ガラスの原料となる。