「高校化学 セラミックス」の版間の差分

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* 酸化スズ SnO2
酸化スズ SnO2 では、表面に酸素を吸着する性質がある。そして、プロパンガスや一酸化炭素などにさらされると、吸着された酸素が燃焼して、もとの酸化スズに戻る。この吸着と酸素の離脱のさい、導電性が変わるため、プロパンガスなど可燃性ガス濃度を測るセンサーとして用いられる。
 
* 圧電性セラミックス
圧力をくわえると、電圧が発生する。これを利用して、圧力センサーなどに用いる。
 
* セラミック製コンデンサー
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なお、セラミックは、絶縁材料としても、活用される。
 
コンデンサー材料としては、チタン酸バリウム BaTiO<sub>3</sub> などがある。
 
* 圧電性セラミックス
チタン酸ジルコン酸鉛 PbTiO<sub>3</sub> や チタン酸バリウム BaTiO<sub>3</sub> などに圧力をくわえると、電圧が発生する。これを利用して、圧力センサーなどに用いる。なお、チタン酸バリウムは、コンデンサー材料としても用いられている。このように、圧電の仕組みと、コンデンサーの誘電分極の仕組みとは、関連性がある。
 
なお、このような圧電性の材料に交流電圧をくわえると、振動をすることから、音波や振動の発生源としても用いられる。さらに、振動の共振周波数(きょうしんしゅうはすう、意味:その物体が振動しやすい周波数)が、その振動体に加えられた圧力や荷重などの外部の力によって変化することから、圧力センサーなどにも圧電材料が応用されている。
 
* 生体セラミックス