微生物学 (microbiology) とは、細菌をはじめとする微生物の構造や生活観、またそれらの引き起こす疾病と治療法について学ぶ学問である。また、疫学的検査法についても多少触れる。しかしその内容は対象となる微生物によって多少異なるため、詳細は各章の冒頭に譲ることとする。本項では人体の組織学的知識が要求され、また薬理学は各々の治療法を理解するうえで是非とも学んでおきたい。


微生物と微生物学 編集

ここでは、微生物学で扱う微生物とは何なのかについて触れておく。そもそも微生物には細菌の他に真核生物の原虫、真菌、藻類、さらに生物とは呼べそうにないウイルス、ウイロイドプリオンなども含まれる。そのうち、特にヒトへの病原性を有する病原微生物を中心にここでは細菌、真菌、寄生虫(原虫を含む)を扱っていくこととする。ウイルスはその研究手法などが大きく異なる事から、ウイルス学として別に扱う。プリオンは病理学 感染症を中心に、一部ウイルス学でも取り上げる事とする。細菌の詳細については細菌学、真菌については菌類学、寄生虫については寄生虫学でも取り上げる。

細菌の章で扱う項目 編集

真菌の章で扱う項目 編集

寄生虫の章で扱う項目 編集

以下の4項目について、代表的な寄生虫を取り上げる。この分類はあくまで便宜的なもので、原虫、吸虫などを明確に定義する事に大きなメリットはない。但し、吸虫、線虫などはその寄生虫の特徴をよく捉えた呼称と言えるだろう。

原虫 編集

吸虫 編集

線虫 編集

条虫 編集