著作権保護期間/ミステリ作家の事例
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おもなミステリ作家の一覧
編集おもな作曲家とその著作権の状態をソータブルな表にまとめました。
- は、著作権が切れていないことを示します(最終更新時=2024年9月20日現在)。
- は、没後70年が満了していることを示します。
- は、一部の作品に著作権保護が残っていて注意を要することを示します。
- は、没後100年を過ぎて、著作権が完全に切れていることを示します。
- は、Wikisource へのリンクを示します。
- は、Wikimedia Commons へのリンクを示します。
生年 | 没年 | 没した国 | 著作権 保護期間 |
日本語 表記 |
英語 表記 |
青空 文庫 |
コメント | |||
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1930 | 2022 | 日本 | 2092年末 | 西村京太郎 | Nishimura | (なし) | (なし) | - | 日本の推理小説のベストセラー作家。十津川警部もの、 トラベルなど、600冊を超える作品がある[1]。 | |
1888 | 1959 | アメリカ |
2029年末 | チャンドラー, レイモンド |
Chandler, Raymond |
Chand. | - | アメリカ・イギリスの小説家・脚本家。ハードボイルド探偵小説の創始者の一人で、私立探偵フィリップ・マーロウ(Philip Marlowe)を主人公とする長編・中短編のシリーズで知られる。代表作は『大いなる眠り』『さらば愛しき女よ』そして『長いお別れ』(The Long Goodbye) など。 | ||
1879 | 1957 | イギリス |
2027年末 | クロフツ, フリーマン・ ウィルス |
Crofts, Freeman Wills |
Crofts | - | アイルランド出身のイギリスの推理作家。鉄道技師だったが、病気療養中の40歳で書き上げた『樽(たる)』が高い評価を得て、以後30作もの探偵小説を著した。彼が創作した名探偵はホームズのような超人ではなくフレンチ警部(Inspector French)のように地道な捜査で事件を解決する。 代表作は『樽』(The Cask)、『クロイドン発12時30分』『フレンチ警部最後の事件』など[2]。 | ||
1882 | 1956 | イギリス |
2026年末 | ミルン, A. A. |
Milne, A. A. |
Milne | Milne | - | 『クマのプーさん』(Winnie-the-Pooh) シリーズで知られるイギリスの児童文学・ファンタジー作家。推理作家としても長編『赤い館の秘密』(The Red House Mystery) などを世に出しており、両作品とも公表95年を経て著作権が切れている。 | |
1888 | 1939 | アメリカ |
2009年末 |
ヴァン・ダイン, S. S |
Van Dine, S. S. |
Wright | (なし) | - | アメリカの美術評論家ウィラード・ハンティントン・ライト(Willard Huntington Wright)の推理作家としての筆名で、名探偵ファイロ・ヴァンス (Philo Vance) を主人公とする探偵小説を発表、本格推理小説黄金期[3]の一人となった。 「ヴァンダインの二十則」[4]も有名。作品は『僧正殺人事件』『グリーン家殺人事件』など12作。[5] | |
1874 | 1936 | イギリス |
2006年末 |
チェスタトン, ギルバート・ キース |
Chesterton, Gilbert Keith |
Chest. | Chest. | チェス タトン |
イギリスの作家・詩人・評論家・ジャーナリスト。探偵小説としてはアマチュア名探偵 ブラウン神父(Father Brown)が活躍する短編シリーズ53作、そのほか小説や評論などを著した。[6][7] | |
1859 | 1930 | イギリス |
著作権 の詳細 |
ドイル, アーサー・ コナン |
Doyle, A. C. |
Doyle | Doyle | ドイル | 「シャーロック・ホームズ」もので著名なイギリスの作家。 推理小説以外にも、怪奇冒険小説・科学小説など多くの作品を著わす[8]。 |
ギャラリー
編集-
Raymond Chandler (1888–1959)
-
A. A. Milne (1882–1956)
-
S. S. Van Dine (1888–1939)
-
G. K. Chesterton
(1874–1936) -
Arthur Conan Doyle (1859–1930)
- ダシール・ハメット(1961没)「マルタの鷹」や「ガラスの鍵」
- ジョセフィン・テイ(1952没)「時の娘」や「魔性の馬」
- パトリシア・ハイスミス「見知らぬ乗客」や「太陽がいっぱい」など、サスペンスの名手
- ロス・マクドナルド「さむけ」など
- ジョルジュ・シムノンメグレ警部シリーズ
- エラリー・クイーン
- エリック・アンブラー「ディミトリオスの棺」スパイ小説
- ドロシー・L・セイヤーズ(1957没)「ピーター・ウィムジー卿」シリーズ
- マージェリー・アリンガム「アルバート・キャンピオン」シリーズ
- ジョン・ディクスン・カー「密室ミステリー」の名手
- E・S・ガードナー 法廷弁護士「ペリー・メイスン」シリーズ
- イーデン・フィルポッツ(1960没)
- ガストン・ルルー「黄色い部屋の謎」「オペラ座の怪人」
- エミール・ガボリオ
- ウィルキー・コリンズ
- エドガー・アラン・ポー
著作権の事例
編集- ※ウルグアイ・ラウンド協定法による「著作権の回復」の規定により、刊行されてから95年後の年末をもって米国における著作権保護期間を満了し、翌年の1月1日よりパブリックドメイン となります。
アーサー・コナン・ドイルの著作権の事例
編集「シャーロック・ホームズシリーズ」などで知られるアーサー・コナン・ドイルは、2022年の時点で没後90年を過ぎていますが、ホームズ・シリーズを含めて一部の作品が著作権保護対象になっています。
- https://www.arthurconandoyle.com/copyrights.html : ドイルの著作権の詳細
- 『シャーロック・ホームズの事件簿』(Wikibooks, Wikisource)が、1927年の初版刊行から95年を過ぎた2023年1月1日よりパブリックドメイン となりました[9][10]。
脚注
編集- ^ 西村京太郎とは - コトバンク
- ^ クロフツ(くろふつ)とは? - コトバンク
- ^ w:en:Golden Age of Detective Fiction を参照。
- ^ バンダインの二十則とは - コトバンク
- ^ バン・ダインとは - コトバンク, バンダインとは - コトバンク
- ^ チェスタートンとは? 意味や使い方 - コトバンク
- ^ 『G.K.チェスタトン』 の本 | 筑摩書房、チェスタトン - 光文社古典新訳文庫、全ての商品 |東京創元社
- ^ アーサー・コナン ドイルとは - コトバンク, ドイルとは - コトバンク
- ^ Sherlock Holmes Enters The Public Domain — Here Are The Other Works Free To Use In 2023
- ^ 「シャーロック・ホームズ」の小説等、1927年の作品が著作権切れに
関連項目
編集関連記事
編集- w:en:Category:Detective fiction writers
- s:en:Category:Mystery authors
- s:en:Author:Edgar Allan Poe
- s:en:Author:Isaac Asimov
- s:en:Author:Karel Čapek
- s:en:Author:Gilbert Keith Chesterton
- s:en:Author:Agatha Mary Clarissa Christie
- s:en:Author:Freeman Wills Crofts
- s:en:Author:Arthur Conan Doyle
- s:en:Author:Emile Gaboriau - s:fr:Auteur:Émile_Gaboriau
- s:en:Author:Willard Huntington Wright