高校英語の文法/完了形
完了形
編集現在完了の省略形
編集現在完了の省略形として、
I have → I've
you have → you've
のように省略することがある。コレは別にいいとして、
三人称単数の she,he,it などにつく has も同様に
he has → he's
she has → she's
it has → she's
のように省略する。be動詞のis の省略形ではないので、注意。
過去完了
編集大過去
編集現在完了の基本的な使い方は、中学でも習うように、現在における「完了」「継続」「経験」である。
いっぽう、過去完了の使い方は、現在における「完了」「継続」「経験」のほか、過去から見た時点でのさらなる過去の事を使う用法がある。
典型的なのは、
「~したとき、・・・を忘れていたことに気づいた。」 I realized that I had forgotten(または left など) ・・・
という表現で、過去完了を使う。なお、こういう、過去からみた過去を表すために用いる過去完了形の用法のことを「大過去」という。
ほか、典型的な表現として、
I lost the watch that My father bought for me. 「父が買ってくれた腕時計を、なくしてしまった。」
のような例文もよくある。
ただし、完了形を使わずとも、起きた順番どおりに
My father bought the watch for me, but I lost it.
のように過去形だけで言う方法もある。高校の定期テストなどで、この過去形を過去完了形に置き換える表現など、いかにも典型的に出題されそうなので、覚えとこう。
実現しなかった過去
編集実現しなかったことを表すのに、過去完了を使う用法がある。
参考書によくある典型的な例文は、
「君に来て欲しかったのに。」 I had expected yo to come.
である。
expect の代わりに hope でもよく、たとえば
「君に来て欲しかったのに。」 I had hoped yo to come.
という例文も参考書によくある。
ほか、
I had intend to go ・・・ 「・・・に行くつもりだったのですが(しかし私は行かなかった)。」
という例文もよくある。
expect(期待する), hope(望む), want(欲する)
や
intend(つもりである), think (思う)
などの動詞で、このような用法がある。
未来完了形
編集未来完了形とは、未来のある時点での、予定や予測における、その未来時点での完了や結果や継続のことである。
たとえば、「来年で私たちは結婚30周年になる」(継続の未来完了)(※ 桐原フォレストに似た例文)とか「もう1回その映画を見たら、合計で3回その映画を見たことになる」(経験の未来完了)(※ジーニアスだと映画、桐原だとミュージカルで、ともに3回)とか、そういう表現が未来完了である。
映画など合計3回の英文は
I will have seen (映画またはミュージカル) three times if I see it again.
となる。if の代わりに when でもいい(桐原がif, ジーニアスが when)。