関係詞編集

関係詞とは編集

I have a friend who lived in Boston. 「私にはボストンに住んでいる友人がいる。」

のような文章での、who は「関係代名詞」という。

まず、「関係詞」は、「関係代名詞」と「関係副詞」の2種類に分類される。

とはいえ、「中学で『関係詞』なんて言葉、習ってないよ!」と思うかもしれない(その時代のカリキュラムによる)。もし中学で習ってない場合、単に下記の「関係代名詞」と「関係副詞」をあわせて「関係詞」と呼ぶ、とも思ってよい。

関係代名詞の種類
  主格 所有格 目的格
 who / that  whose who / whom / that
人以外  which / that  whose / of which   which / that
人、人以外  that  - that



高校参考書の読み方

世間の大人のなかには、「形容詞」と「副詞」の違いが分かってない人とか、少なからず居るんです。「形容詞」と「副詞」の区別ができていないダメな大人が英語学習(してるつもりのHello や good morning など挨拶(あいさつ)文などの大量暗記)でつまづく定番のポイントが、大体は「関係詞」のあたりです。(学校の授業以外に参考書を一冊も読まないとか、授業で照会した例文の暗記だけで乗り切ろうとする人が、つまづく定番ポイントが、「関係詞」です。)

中学英語の授業でもキチンと「形容詞」と「副詞」をそれぞれ教えてるはずなのに、関係代名詞も教えてるのに、授業を聞いてないのか、それとも聞いたけど何も考えずに単語だけ丸暗記したのか。おそらく文科省などが、そういう層(形容詞と副詞の違いを理解できない層)に合わせてか、中学では「関係代名詞」は教えるけど、「関係副詞」は教えないとか、工夫しているのかもしれない。中学は義務教育なので。

裏を返せば、もしアナタが「形容詞」と「副詞」の違いを関係詞などの実例を通して理解できているだけで、マトモな英文法力がある証拠になります。なので、ぜひ、「関係副詞」を理解して、文法力アピールの証拠を身につけましょう。


「関係代名詞」と「関係副詞」の違いは単に、「関係代名詞」とはwho, what, which , that および、whoから格変化として派生した whose や whom が「関係代名詞」である。

たとえば、

This is the house which I lived in. 「これが私の住んでいた家です。」

の which が関係代名詞。


いっぽう、

This is the house where lived. 「これが私の住んでいた家です。」

の where が関係副詞。

名詞のうしろに修飾のために置かれる when や where や why や how が、関係副詞です。

日本語の「副詞」のイメージに引きづられると、whyを忘れがちですので、気をつけましょう。

高校参考書の読み方

中学で「関係詞」という言葉を習ってなくても高校でいきなり「関係詞」などの言葉を参考書が出したりするが、一般的に大人向けの学術書や教育書では、よくこういう、説明にギャップのある言い回しがよくある。

こういう言い回しの理由としてはおそらく、目標のゴール地点を分かりやすく説明するために、ギャップがあってもゴール地点としての知識を先に説明したい、という事情であろう。

なので、高校以降、教科書の読みかたを小中とは変わる必要がある。少しくらい分からない単語が教科書の文中にあっても、1つや2つくらいの単語が分からないくらいなら、とりあえず(前のページには戻らずに)節末や章末まで読み進めるのがコツである。

裏をかえせば、もしいわゆる文系科目や語学系科目の『勉強法』と称して「少しでもワカラナイことがあれば、すぐに前のページに振り返って」とかのウソの勉強方法を言う大人は、高校入学以降では知ったかぶりなので、無視せよ。

どうしても前ページや中学教材などに戻る場合は、とりあえず節末あたりまでは読んでから、「自分はこのまま高校参考書を読み進めてもワカラなそうだな・・・」と思ったら、そこで始めて戻ればいい(とはいえ、よほどの学力不足でないかぎり、高校参考書でも中学の復習がある程度は出来るので、中学参考書を読み直す必要性は薄いが)。


参考書では分類名の根拠は特に強調されてはいないが、関係代名詞における who , which, that は、参考書によくある一応の説明としては、関係詞節の中から見た場合には代名詞的に名詞格としてwho,which,thatが使われているので、「関係代名詞」としての分類である。

一方、where で場所を修飾したりや when で時期を修飾するのが「関係副詞」である。where や when が「関係副詞」として呼ばれる理由も単に、関係詞節のなかでは副詞として使われているので、「関係副詞」と呼ばれているという理由が、いちおうは参考書によく書いてある。


※ 伝統的に、平成時代以降の日本の中学・高校の英語教育では、中学では関係代名詞まで(中3あたり)、高校では関係副詞もあつかう、というスタイルである。少なくとも2020年代の現代なら、中学で関係代名詞を習っている(桐原ファクト)。

関係代名詞も関係副詞も、共通して、後ろから修飾している。

日本語の修飾語は基本的に前から名詞などを修飾するが、しかし外国語は必ずしもそうとは限らない。

英語にかぎらず、外国語には、後ろから名詞を修飾する文法もよくある。言語学では、そのように後ろから名詞を修飾する文法のことを、たとえば「後置修飾」などといわれるが、別に覚えなくていい。(ただし、「関係代名詞」や「関係副詞」などの語句は、高校英語の内容なので覚えること。入試には出ないが。) なお、参考書ジーニアスが「後置修飾」という語句を関係詞のコラム節ほかで紹介している。


さて、後置修飾では当然ながら、修飾される対象の名詞が存在する。

関係代名詞において、下記例文の friend のように、関係詞の前に来る修飾対象の名詞のことを「先行詞」という。

I have a friend who lived in Boston. 「私にはボストンに住んでいる友人がいる。」


において、friend が「先行詞」である。

いっぽう、後ろ野側の節のことを「関係詞節」という(ジーニアス、エバーグリーン)。つまり、「who lived in Boston」 あるいは「lived in Boston」 の部分が関係詞節である。who を含むかどうかはあまり本質的でないので、気にしなくていい。


関係代名詞は別に主格でなくてもかまわず、所有格や目的格でも良い。たとえば下記に目的格の例をあげると

I have a friend whom I respect. 「私には、私が尊敬している友人がいる。」

のようになる(青チャの例文に、エバーグリーンを組み合わせたwikiオリジナル例文)。


この目的格の例文のように、関係詞節のなかでは、動詞の後ろにはなんの名詞も来ない。

つまり、who I respect のうしろに、けっして who とか whom とか him とか her とかを書いてはいけないし、もし書いたらバツである。(中学でも習っているかもしれないが、あまり中学で詳しく文法を習わないし、高校参考書でもよく指摘されているので念のため)

この規則のため、たとえば

This is the house which I lived in. 「これが私の住んでいた家です。」

のように、 前置詞のうしろに名詞が何も来ない文章も、関係代名詞を用いた文章ではありうる(中学で習っているかもしれないが)。

※ 参考書では説明の都合上、太字や斜め体にされているが、当然だが、実際に英語を書く時には、わざわざ斜めにする必要は無いし、太字にする必要も無い。

英語の文法は、覚えなければいけないこと好くな固唾もあるが、しかし上記のように文法どうしが結びつきあっているので、丸暗記の負担は少なめである。なるべく、文法知識をお互いに関連づけて覚えよう。

ほか、

This is the house in which I lived. 「これが私の住んでいた家です。」

の in which のような <前置詞+which> の言い回しもあるが、堅い表現である(ジーニアス、エバー)。

なお、that を使う場合、前置詞の後ろにthatを置いてはいけない(エバー)。つまり、必ず、

This is the house that I lived in . 「これが私の住んでいた家です。」

と言わなければならない。

「前置詞 関係代名詞」の語順になる場合

前置詞が besides, beyond, except, round, toward ,between, as to , opposite, などの場合、ふつうは文末には回さない。

つまり、たとえば beyondの場合なら、普通は beyond which の語順になる。

※ インスパイアとロイヤル英文法にしか、besides などと関係詞のことは書いてない。少なくとも、青チャート、ジーニアス、エバーグリーンにて、見当たらないことを確認。あまり高校教育的には重要とは思われてないのだろう。



先行詞が somewhere や anywhere の場合、関係副詞は that になる。あるいは、somewhere などのあとの関係副詞は省略してもいい(ジーニアス)。


関係副詞の where は、用法的には at which または in which に近い(エバー、青チャート)。

Boston is the city which I love. 「私の好きな都市はボストンです。」

のように、「愛する」love の目的語の場合、たとえ愛の対象が場所であっても、上記英文の関係詞は副詞ではないので which になる。

love 「愛する」のあとには、前置詞を使わずに直接的に目的語が来るので。


同様、「訪れる」 visit も、前置詞を使わずに直後に目的地を書く動詞なので、

Boston is the city which I visited. 「ボストンは私が訪れた都市です。」

のようになる(エバー)。

つまり、もし動詞と目的語の場所のあいだに前置詞が来ないなら、where は使えないのが原則であるので、which を使うことになる。


関係副詞 how は、その関係副詞自体に先行詞を含む。

how の意味合いは、the way in which とほぼ同じ(青チャート、エバー、ジーニアス)。

なお、in which はよく省略される。なので参考書には the way (in which)  のように丸カッコで描かれている場合も多い(青チャートの表記がそう)。

ほか、関係副詞 why は、先行詞に the reason などがあってもいいが、先行詞がなくても良い。なので、whyは場合によっては、why自体に先行詞を含む、と見なすことも出来る。

なお、whyには、

This is why 「そういうわけで」や That's why 「そういうわけで」、

などの慣用句がある。

that編集

that に所有格は無い。

thatがよく用いられる場合

関係代名詞として that が好まれる場合として、

先行詞に最上級の形容詞や、「第一の」 the first や「第二の」the second ~ などの序数詞がついている場合の関係代名詞には、thatが好まれる。


先行詞が the same ~ (同じ~)の場合や、 the only ~ (ただひとつの)や the very ~(まさにその)といった限定の意味の強い用語の場合、that が好まれる。

先行詞に all, every , any , no がついている場合、thatが好まれる。


ほか、先行詞が 人+人以外 の組み合わせである場合、thatが好まれる。


先行詞が疑問詞の who, which の場合、つづく関係代名詞には that が好まれる。

who が2つ続くと口調が悪いので(青チャート)、当然であろう。

what編集

関係代名詞としての what はそれ自体が先行詞を含み、「~していること」「~~しているもの」の意味であり、名詞節をつくる。


たとえばエバーグリーンいわく

What worries me is the result of the exam. 「私を不安にさせるのは、試験の成績のことだ」


What worries me で「私を不安にさせるのは」の意味(エバ)。

what worries me の部分が主語に使われている。このように文頭が what だからといって、疑問文とは限らないので、早合点しないように。

なお、(※ wiki注)直訳すれば、what worries me 「私を心配させているもの」である。

この使われ方のように、関係代名詞としての what は名詞節をつくる。(ここでの what は、形容詞ではない。)

同様の例をほかの参考書でも見ていこう。

ジーニアスいわく、

I believed what he said. 「私は彼が言った事を信じた。」

である。

ここでも、what が名詞節として使われている。

what の名詞節は、文全体の主語、目的語、補語として使われる(エバ、青)。あまり暗記の必要はなく、名詞が主語、目的語、補語として使われるのだから、それと同様にwhat の名詞節も主語、目的語、補語として使われるのだと理解すれば済む。


ジーニアスの和訳のように、日本語としてとくに不自然でなければ、機械的に「~していること」「~しているもの」と訳せばいい。


このほか、what には、形容詞的に 「(多くはないが)~(する)すべての」という意味の用法もある。たとえば

what ( little ) money he had 「彼がもっていた全てのお金」

というふうに使う。

なお、上記の例では money は数えられないので little になっている。数えられる名詞の場合なら few になる。

little や few を省いてよい。つまり

what money he had

も可(インスパ、青チャ)。

I'll give you what help you need. 「できるだけ、あなたの力になります」←「私の与えられる援助すべてを、あなたにあげます」 ※ エバグリ、青チャ


この「すべての」の意味の what を言い換える場合、 all ~ that (インスパ)または any ~ that になる(インスパ、青チャ)。

カンマの有無編集

先行詞と関係代名詞の間にカンマ( , )があるかどうかで、意味が変わる。

参考書に「限定用法」と「継続用法」(非制限用法)などと書いてあるのは、このカンマの有無による意味のちがいのこと。詳しくは参考書を読め。なお、ジーニアスと桐原ファクトとブレイクスルーだけ、「非制限用法」という言い回し。

カンマの無いほうが、限定用法であり、先行詞の内容を限定するので、限定用法という。

※ 中学で習った一般的な関係代名詞も、限定用法。


一方、カンマがあると、カンマ後の関係詞節の意味合いは補足説明になり、これが「継続用法」。

たとえば、

He has two son who works at the bank. 「彼には銀行に勤めている息子が2人いる」

は、限定用法であり、2人以外の息子がいるかは不明。(つまり、銀行に勤めていない3人目の息子がいる可能性がある。)


一方、

He has two son, who works at the bank. 「彼には息子は2人いるのだが、2人は銀行に勤めている。」

なら、息子は2人だけだと分かり、これが継続用法である。

カンマの細かなことを覚えるよりも、そもそも「カンマがある場合、読者は、その直前でそこまでに読んだ文面から、とりあえずの結論を出していい」という事に気づくべきである。そもそも英語のカンマや日本語の読点(「、」)はそういうふうに使って文章を作文するべきなのである。(むしろ、そういうふうに文章を書かないないと、社会や会社(勤務先)などでは「悪文」とされる場合が多いのが実態。『英文法教育の本当の目的が、日本語の論理的な文章の書き方の教育である』などと、昔から教育評論では、よく言われることである)

関係代名詞だけでなく関係副詞でも同様に、継続用法がある。

ほか、主語が複数形の場合、「そのうちのすべて」の意味で、カンマのあとに which の代わりに all of which を使うことがある(ジーニアス)。つまり、カンマも含めた語順は

, all of which ~

の語順。

主語が人間の場合で「そのうちの全員が」と言いたい場合、who の代わりに all of whom になる(青チャート)。

語順は

, all of whom ~

である。


ほか、値段や費用などを補足的に説明する場合、 for which を使う(青チャート、ジーニアス)。


そのほか、関係詞節での動詞の種類によっては、たとえば

, with whom

などもある(ジーニアス)。


「,in which city 」や「 , in which case 」等のように前置詞に加えてさらに形容詞的に which が使われるという場合もあるが(ジーニアス、青チャート)、ジーニアスいわく堅い書き言葉であるとのこと。


なお、関係代名詞の継続用法は、目的格の場合でも関係代名詞を省略できない(インスパイア、ブレイクスルー)。※ ほかの参考書では原級されておらず、教育的な優先度は低いとみられる。


関係副詞 when の継続用法は、「それから(~をした、~をする)」という意味の用法の場合が多い(青チャート、ジーニアス、インスパイア)。つまり「先に起きた事, when 後に起きた事」の語順。

「・・・ , when ~」で、「・・・をして、それから(間をあまり置かずに)~をする」という順序。これら when の継続用法は、and then または but then などで言い換えできる。この「それから」の意味の場合、when節のままで終わるのが普通。

ただし、必ずしも「それから」の意味とは限らず、when 節で終わる場合でも、単に先行詞の性質について(たとえば「そのときは~であった」のように)説明しているだけの場合もある(インスパイアの例文 He was born in , when Heisei era began. )。「それから」か「そのときは~である」か、どちらの意味なのかは文脈から判断することになる。

※ なお、インスパイアは he was born 以下略の例文で「それから」の意味だと解説しているが、しかし解説内容と例文が合致してない。

when だけでなく where でも、「先に起きた事, where 後に起きた事」という「それから」の順序を説明できる。単に、「先に起きた事」の末尾が場所の名詞なら where が続くだけ。もし「先に起きた事」の末尾が時間の名詞なら when が続くだけである(インスパイア)。

一方、文中にwhen節が挿入される場合は、そういった順序関係は特に無い(下記の「関係詞節の挿入」についての単元を参照せよ)。区別の仕方は、形式的には when節の終わりにカンマがあるかどうか等で判別できる。ただし、文脈から判断したほうが確実であろう。


カンマによる関係詞節の挿入

これとは別に、文中に補足的説明をカンマを前後にともなった関係代名詞などで挿入する方法がある。

例文がないと説明しづらいので、ジーニアスから最低限の引用をすると、

Jennifer, who I met the party, is very attractive. 「ジェニファーはパーティで出会ったのだが、とても魅力的だ。」

のような例文がある。

この場合の前後カンマをともなう関係詞節の挿入の使い方も、継続用法である。なお、ジーニアスおよび桐原ファクトでは継続用法のことを「非制限用法」と読んでいる。

なお、桐原ファクトいわく、よく固有名詞についての補足的説明として、上述のように前後にカンマをともなった関係詞節の挿入があるとこのと。


ジーニアスのほか、青チャート、エバーグリーンが、このようなカンマと関係詞節による挿入の使い方を説明している。

関係代名詞だけでなく関係副詞でも同様に、挿入の用法がある。

制限用法の二重限定編集

青チャート、インスパイア、ロイヤル英文法、ジーニアス総合英語に書いてある。

例文なしで説明が難しいので、それらの参考書を読め。

複合関係詞編集

複合関係代名詞編集

疑問詞の末尾に -ever をついたものを複合関係詞と言い、「~なら何でも」のような意味になる。

詳しくは下記を参照。

You can choose whichever you like. 「どちらでも好きなほうを選んでいいよ」

You can choose whatever you like. 「どれでも好きなのを選んでいいよ」


複合関係詞は、複合関係代名詞または複合関係副詞に分類される。


なお、関係副詞とは、when , where, why, how のことである。

複合関係副詞とは、上述の関係副詞の末尾に -ever がついたもののことである。


なお、that に-ever がついた形のものは無い。

whichever は、いくつか選択肢があって、「その中からどれでも」という意味である。

いっぽう、whatever は、特に選択肢は前提としていない。


whichever は形容詞的に使うことも可能であり、下記のように使える。

You can buy whichever books you like. 「どちらの本でも好きな方を買ってよい。」


「whoever ~ 」は、「~なら誰でも」の意味であり、主格または目的格になることができる。

目的格の場合だけ whomever という言い方もあるが、しかし古い言い方(ジーニアス)。


anything に「すべてのもの」の意味があるので、これを使って whichever や whatever を言い換えすることも可能である(桐原)。

たとえば例文

You can choose anything you like. 「どれでも好きなのを選んでいいよ」

anything が whatever の言い換えなのか whichever の言い換えなのかは、文脈から判断する。


「anything that 」とthatを加えてもよく、つまり例文


You can choose anything that you like. 「どれでも好きなのを選んでいいよ」

のようになる。

複合関係副詞編集

関係副詞 where , when の末尾に ever をつけた語を「複合関係副詞」といい、具体的には wherever およぼ whenever の事を言う。

複合関係副詞は、副詞節になる。このため、複合関係副詞節は、主格や目的格には普通、ならない。


具体的には、

wherever は「する所はどこでも 」の意味の副詞節を作り、

whenever は、「~する時はいつでも」の意味の副詞節を作る。


wherever 「する所はどこでも 」

たとえば、 wherever you like 「好きな所どこでも」

または同様の意味で wherever you want to 「好きな所どこでも」

wherever は anywhere を使っていいかえできる。

anywhere you like 「好きな所どこでも」または anywhere you want to


whenever は、「~する時はいつでも」の意味。

譲歩の複合関係詞編集

譲歩を表す複合関係代名詞編集

whoever には、「誰が~しようとも」の意味もある。

whichever には、「どちらを~しようとも」の意味もある。

たとえば、

Whichever you choose,

で「どちらを選ぼうとも」の意味。


whatever happens,

で「何が起きようとも」の意味。


また、happens の末尾 sから分かるように、whatever は三人称単数として扱われるので、もし現在形なら動詞の末尾にsがつく。

同様、whoeverも三人称単数として扱われるので、現在形なら動詞の末尾にsがつく。


「Whichever you choose,」は言い換えで、

No matter which you choose,

訳「どちらを選ぼうとも」とも言い換えできる。


同様、whatever も no matter who で言い換えできる。つまり

No matter what happens , 「何が起ころうとも」

の意味。

譲歩の意味での複合関係副詞編集

Wherever you are, I'll be thinking of you.

君がどこにいようとも、私は君のことを考えているよ。


Wherever は譲歩の意味では「どこにいようとも」(= no matter where)の意味。

「~するところなら、どこでも」(= at any place where)の意味もある。


whereverがどちらの意味かは、文脈から考える(ロイヤル、桐原)。


whenever you come, 「あなたがいつ来ても」

wheneverは譲歩の意味では「いつ~しても」の意味。


however は譲歩の意味では「どんなに~しても」の意味。

関係代名詞編集

関係代名詞とは、2つの文を接続するとき、前の文中の名詞を説明することで文を接続する語の使い方の事である。例として、

I see a person who bought the pen.

などが関係代名詞を用いた文である。この文中では関係代名詞はwhoに対応する。 この文の意味は、'私はそのペンを買った人を見た'となるが、このことから分かる通り、この文は

I see a person.
He (or She) bought the pen.

の2文に分けることが出来る。ここで、下の文のHeは、上の文のa personを表わしている。ここで、Heをwhoに置き換えてできた文をpersonの後に並べる事で、関係代名詞を用いた文を作成することが出来るのである。 この時関係代名詞whoは前の文では目的語a personと同じ意味を持ち、次の文では、主語Heと同じ意味を持つことに注意が必要である。 また、関係代名詞によって説明される名詞を、特に先行詞と呼ぶ。

関係代名詞whoは先行詞が人であるときにしか用いることが出来ない。 先行詞が人でない物体などであるときには、関係代名詞としてwhichが用いられる。 また、関係代名詞のthatは、先行詞が人であっても人以外のものであっても用いることが出来るが、whoやwhichを使うよりも少しだけくだけた言い方になるようである。


ここまでは関係代名詞が後の文の主語となる用法を解説した。ここからは関係代名詞が後の文の主語以外の語となる用法を解説する。例えば、

I gave him a pen which I bought yesterday.

のような文がある。この文は「私が昨日買ったペンを彼に渡した。」という意味だが、この文は

I gave him a pen.
I bought it yesterday.

という2つの文を合わせた文である。ここで、2つめの文の目的語であるitをwhichに変えて関係代名詞の文を作るのであるが、通常関係代名詞は先行詞の直後に置くため、whichの場所を2つめの文の文頭に動かして、関係代名詞の文を作るのである。

ここでは目的語的な関係代名詞としてwhichを用いたが、これは人以外の先行詞を修飾するときにしか用いられない。人を修飾するときには、通常whomを用いる。 ただし、whomを使った文章ややや古い言い方に取られるため、形式的でない文章ではwhoを用いることも行なわれるようである。 また、関係代名詞thatは、目的語の関係代名詞として用いることもでき、人が先行詞のときにも人以外のものが先行詞のときにも用いることが出来る。 また、whichやthatが目的語に対する関係代名詞になるときには、それらの関係代名詞はしばしば省略される。実際の文中では正しい関係代名詞を補いながら読むことが必要になる。

更に、所有格が関係代名詞となる場合もあるのでここで解説する。

I left the house whose roof I don't like very much.

などが所有格関係代名詞の例である。この文は、

I left the house.
I don't like its roof very much.

の2文に分けることが出来るが、下の文のItsがthe house'sに対応しているので、この部分をwhoseに置き換え、また関係代名詞を先行詞の直後にするために、文頭に動かしている。ただし、whoseは関係代名詞であるが、所有格であるので直後にwhoseがかかる名詞を取る必要があるため、対応する名詞も文頭に動かしている。 whoseは人に対しても、人以外のものに対しても用いることが出来る。

関係副詞編集

関係代名詞は先行詞の様子を表わす文で、代名詞の働きをする語を修飾していた。 関係副詞は先行詞の様子を表わす文中で、副詞の働きをする語を修飾する文である。 例えば、

I like the house where I live.

が、関係副詞を用いた文である。この文ではwhereが関係副詞である。上の文は

I like the house.
I live there.

の2文に分けられるが、副詞thereがin the houseに対応することから、thereを関係副詞whereに変え、また関係副詞も対応する先行詞the houseの直後に持って来る必要があることから、whereを文頭に動かし、2つの文を接続したのである。 上の文は関係代名詞whichを用いて、

I like the house in which I live.

と書き換えることが出来る。この文では、whichはthe houseに対応する関係代名詞であるが、特に前置詞inに続いて副詞句になる用法であったので、inとまとめて文頭に持って来た用法である。ここでは関係代名詞による副詞句in whichと関係副詞whereが同じ様に扱われている。 ただし、上の文でin whichとする用法はやや形式的であり、

I like the house which I live in.

のように関係代名詞whichだけを文頭に持って行くことも、特に口語的な場面ではよく用いられる。


関係副詞whereは場所を表わす語に対してしか用いることが出来ない。他の関係副詞としては

when: 時間を表わす語
why: 理由を表わす語
how(the way): 方法を表わす語(the way は必ず省略)

などがある。例文としては

I lived there at the time when he came.
I don't see the reason why Tom didn't stop.
It isn't an easy task to see how he did that.

などがあげられる。