33.5 Atomic operations (atomics)
編集この節では、細かい粒度でのアトミックアクセスのためのコンポーネントを説明します。このアクセスは、アトミックオブジェクト上の操作を介して提供されます。
33.5.1 General (atomics.general)
編集この部分では、細かい粒度でのアトミックなアクセスのためのコンポーネントについて説明します。アトミックオブジェクト上の操作を介してこのアクセスが提供されます。
33.5.2 Header <atomic> synopsis (atomics.syn)
編集- 概要
<atomic>
ヘッダーには、アトミックオペレーションをサポートするためのクラスと関数が含まれています。- サポートされる機能
-
- アトミックな変数型
std::atomic<T>
は、アトミックな操作をサポートするために使用されるテンプレートクラスです。T
は整数型またはポインタ型などの組み込み型である必要があります。- アトミック操作関数
- さまざまなアトミック操作を提供する関数が含まれています。これには、
load
、store
、exchange
、compare_exchange_weak
、compare_exchange_strong
などがあります。
このヘッダーを使用することで、マルチスレッド環境でのデータ競合を防ぎながら、アトミックな操作を実行することができます。