C++のヘッダー <ostream>
は、出力ストリームを扱うためのクラスや関数を提供する標準ライブラリヘッダーです。主に、C++の標準出力ストリームクラスである std::ostream
クラスが含まれています。
std::ostream
クラスは、出力ストリームを表現し、それにデータを書き込むためのインターフェースを提供します。このクラスは、テキストやバイナリなどの様々な形式のデータを書き込むための機能を提供します。また、C++の標準出力ストリームである std::cout
もこの std::ostream
クラスのインスタンスです。
<ostream>
ヘッダーには、std::ostream
クラスの他にも、出力操作を行うための関数やクラスが含まれています。これには、データ型ごとの出力操作を行うための operator<<
オーバーロードや、出力ストリームの状態を管理するための関数などが含まれます。
<ostream>
は、 <iostream>
からインクルードされているので、通常は明示的にインクルードすることはないでしょう。
「C++/標準ライブラリ/iostream」も参照