C++のヘッダー <streambuf>
は、C++の入出力ストリームのバッファを操作するためのクラスと関数を提供する標準ライブラリヘッダーです。このヘッダーには、入出力ストリームのバッファにアクセスし、データの読み書きを行うための std::streambuf
クラスが含まれています。
std::streambuf
クラスは、入出力ストリームの内部的なバッファを表現します。このクラスは抽象基本クラスであり、実際のバッファの実装は、このクラスを継承して具象クラスを作成することで提供されます。
std::streambuf
は、C++の入出力機構の基礎となる部分であり、ファイル、文字列、メモリなどの様々な入出力ソースとの間でデータの受け渡しを行うために使用されます。また、バッファの読み書き位置の管理や、読み書き時のエラー状態の管理なども行います。
<streambuf>
は、 <iostream>
からインクルードされているので、通常は明示的にインクルードすることはないでしょう。
「C++/標準ライブラリ/iostream」も参照