@color-profile

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@color-profileルールは、CSSでカラープロファイルを定義するために使用されます。特定のカラープロファイルを定義して名前を付け、そのプロファイルをスタイルシート内で参照することで、より高度な色管理を実現できます。

書式

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@color-profileルールの基本的な書式は以下の通りです:
@color-profile <名前> {
  src: url("<プロファイルファイル>");
  rendering-intent: <>;
}
  • <名前>: カラープロファイルの名前。後で参照するための識別子となります。
  • src: プロファイルファイルのURL。ICCファイルなどのカラープロファイルを指定します。
  • rendering-intent: レンダリングの目的(オプション)。以下の値が指定できます:
    • auto
    • perceptual
    • relative-colorimetric
    • saturation
    • absolute-colorimetric

使用例

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以下は、@color-profileの具体的な使用例です:
@color-profile my-profile {
  src: url("sRGB.icc");
  rendering-intent: relative-colorimetric;
}

body {
  color: color(my-profile 0.8 0.6 0.4);
}

この例では、my-profileという名前のカラープロファイルを定義し、それを利用して特定の色を指定しています。

属性の説明

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  • src
    プロファイルファイルの場所を指定します。通常、.icc.icm形式のファイルを使用します。
  • rendering-intent
    色空間をどのように変換するかを指定します。指定しない場合はautoがデフォルトとなります。

注意事項

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  • このルールは、高度な色管理が必要な場面で使用されます。一般的なプロジェクトでは必須ではありません。
  • ブラウザの対応状況によっては、サポートされていない場合があります。
  • 定義されたカラープロファイルを使用するには、color()関数などで参照する必要があります。

関連情報

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@color-profileは、ウェブで正確な色再現が必要な場合に特に有用です。たとえば、写真編集アプリケーションや印刷物向けのデザインで役立ちます。