link コマンドは、既存のファイルに対してハードリンクを作成するためのコマンドです。GNU coreutils に含まれており、Linux では GNU 版が、FreeBSD では BSD 版が提供されています。基本的な動作は共通していますが、細かなオプションの違いがあります。

基本的な使い方

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link <既存のファイル> <新しいリンク>

主なオプション(GNU coreutils版)

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主なオプション
オプション 説明
--help 使い方を表示
--version バージョン情報を表示

ファイルにハードリンクを作成

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link original.txt link.txt

original.txt に対するハードリンク link.txt を作成。

バージョン情報を表示

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link --version

link のバージョン情報を表示。

FreeBSD 版との違い

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FreeBSD でも link コマンドは提供されていますが、GNU coreutils 版といくつか違いがあります。

主な違い:

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  1. オプションが異なる
    • FreeBSD の link には --version オプションがない。
  2. GNU coreutils 版を FreeBSD で使う方法
    • coreutils パッケージをインストールすると glink という名前で GNU 版 link が使える。
pkg install coreutils
glink original.txt link.txt  # GNU coreutils 版の link

詳しくは、それぞれの環境で man link を確認してください。