GNU Core Utilities/pathchk
pathchk
コマンドは、指定されたパス名がシステムの制限内で有効かどうかを確認するためのコマンドです。POSIX に準拠しており、FreeBSD 5.0 で登場しました。ファイル名の長さや使用可能な文字などのチェックを行うことで、移植性のあるスクリプトの作成に役立ちます。
基本的な使い方
編集pathchk [オプション] パス名...
主なオプション
編集主なオプション オプション 説明 -p
POSIX の厳格な制限に基づいてチェック --help
使用方法を表示 --version
バージョン情報を表示
例
編集パス名が有効か確認
編集pathchk /home/user/myfile.txt
/home/user/myfile.txt
がシステムの制限内で有効かを確認。
POSIX 標準に準拠しているか確認
編集pathchk -p ./my_script.sh
./my_script.sh
が POSIX の制限内で有効かを確認。
FreeBSD 版との違い
編集FreeBSD では pathchk
は 5.0 で導入され、POSIX に準拠した動作を提供します。一方、GNU coreutils にも pathchk
が含まれていますが、オプションの動作が若干異なる場合があります。
GNU coreutils 版を FreeBSD で使う方法
編集GNU coreutils 版の pathchk
を使用したい場合は、coreutils
パッケージをインストールすると gpathchk
という名前で利用できます。
pkg install coreutils gpathchk -p myfile.txt # GNU 版 pathchk の使用
詳しくは、それぞれの環境で man pathchk
を確認してください。