rmdir コマンドは、空のディレクトリを削除するためのコマンドです。GNU coreutils に含まれており、Linux では GNU 版が、FreeBSD では BSD 版が提供されています。基本的な動作は共通していますが、細かなオプションの違いがあります。

基本的な使い方

編集
rmdir [オプション] ディレクトリ名

主なオプション(GNU coreutils版)

編集
主なオプション
オプション 説明
-p, --parents 親ディレクトリも削除(空の場合)
-v, --verbose 削除したディレクトリを表示

空のディレクトリを削除

編集
rmdir empty_dir

empty_dir というディレクトリを削除。

親ディレクトリも削除(-p

編集
rmdir -p parent/child/grandchild

grandchild を削除し、childparent も空であれば削除。

削除したディレクトリを表示(-v

編集
rmdir -v test_dir
出力例
rmdir: removing directory 'test_dir'

FreeBSD 版との違い

編集

FreeBSD でも rmdir コマンドは提供されていますが、GNU coreutils 版といくつか違いがあります。

主な違い:

編集
  1. -v(詳細表示)オプションの出力が異なる
    • GNU 版では詳細なメッセージが表示されるが、FreeBSD 版では異なる場合がある。
  2. -p オプションの動作が異なる場合がある

詳しくは、それぞれの環境で man rmdir を確認してください。