sha1sum コマンドは、ファイルの SHA-1 ハッシュを計算する GNU Coreutils 独自のユーティリティですが、既知の脆弱性があるため非推奨とされています。

基本的な使い方

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sha1sum [OPTION]... [FILE]...

指定したファイルの SHA-1 チェックサムを計算します。

出力例

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echo "Hello, World!" | sha1sum

出力:

2ef7bde608ce5404e97d5f042f95f89f1c232871  -

主なオプション

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  • -b - バイナリモードで計算
  • -c - チェックサムを検証
  • --tag - OpenPGP 互換のフォーマットで出力
  • --ignore-missing - 存在しないファイルを無視

非推奨の理由

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SHA-1 は衝突耐性が弱く、2020年以降は多くのセキュリティ用途で非推奨とされています。代替として sha256sumsha512sum の使用が推奨されます。

関連コマンド

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  • sha256sum - SHA-256 を計算
  • sha512sum - SHA-512 を計算
  • md5sum - MD5 を計算(同様に脆弱性があるため非推奨)