unexpand コマンドは、スペースをタブ文字に変換するユーティリティです。これは、入力テキストのスペースをタブに戻すために使用されます。IEEE Std 1003.1-2001(POSIX.1)に準拠しており、通常は expand の逆操作として使用されます。

基本的な使い方

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unexpand [オプション] ファイル

主なオプション

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主なオプション
オプション 説明
-t, --tabs=N タブを置き換える位置を指定(N はタブの位置)
-i, --initial 行の先頭のスペースだけをタブに変換
-a, --all すべてのスペースをタブに変換
--help ヘルプメッセージを表示

スペースをタブに変換

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unexpand file.txt

file.txt 内のスペースをタブに変換して表示。

タブを特定の位置に変換

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unexpand -t 4 file.txt

スペースを 4 文字分のタブに変換して表示。

行の先頭のスペースだけをタブに変換

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unexpand -i file.txt

file.txt の行先頭のスペースだけをタブに変換して表示。

FreeBSD 版との違い

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unexpand コマンドは 1BSD に初めて登場し、POSIX 標準に準拠しています。基本的な動作は、他の UNIX システムで使用される unexpand と同様ですが、使用するオプションや細かな違いがある場合があります。

詳しくは、それぞれの環境で man unexpand を確認してください。