unlink コマンドは、ファイルを削除するためのコマンドです。GNU coreutils に含まれており、Linux では GNU 版が、FreeBSD では BSD 版が提供されています。基本的な動作は共通していますが、細かなオプションの違いがあります。

基本的な使い方

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unlink <ファイル>

主なオプション(GNU coreutils版)

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主なオプション
オプション 説明
--help 使い方を表示
--version バージョン情報を表示

ファイルを削除

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unlink file.txt

file.txt を削除。

バージョン情報を表示

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unlink --version

unlink のバージョン情報を表示。

FreeBSD 版との違い

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FreeBSD でも unlink コマンドは提供されていますが、GNU coreutils 版といくつか違いがあります。

主な違い:

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  1. オプションが異なる
    • FreeBSD の unlink には --version オプションがない。
  2. ディレクトリの削除不可
    • unlink は通常、ファイルの削除専用であり、ディレクトリの削除には rmdirrm -r を使用。
  3. GNU coreutils 版を FreeBSD で使う方法
    • coreutils パッケージをインストールすると gunlink という名前で GNU 版 unlink が使える。
pkg install coreutils
gunlink file.txt  # GNU coreutils 版の unlink

詳しくは、それぞれの環境で man unlink を確認してください。