GNU Core Utilities/unlink
unlink
コマンドは、ファイルを削除するためのコマンドです。GNU coreutils に含まれており、Linux では GNU 版が、FreeBSD では BSD 版が提供されています。基本的な動作は共通していますが、細かなオプションの違いがあります。
基本的な使い方
編集unlink <ファイル>
主なオプション(GNU coreutils版)
編集主なオプション オプション 説明 --help
使い方を表示 --version
バージョン情報を表示
例
編集ファイルを削除
編集unlink file.txt
file.txt
を削除。
バージョン情報を表示
編集unlink --version
unlink
のバージョン情報を表示。
FreeBSD 版との違い
編集FreeBSD でも unlink
コマンドは提供されていますが、GNU coreutils 版といくつか違いがあります。
主な違い:
編集- オプションが異なる
- FreeBSD の
unlink
には--version
オプションがない。
- FreeBSD の
- ディレクトリの削除不可
unlink
は通常、ファイルの削除専用であり、ディレクトリの削除にはrmdir
やrm -r
を使用。
- GNU coreutils 版を FreeBSD で使う方法
coreutils
パッケージをインストールするとgunlink
という名前で GNU 版unlink
が使える。
pkg install coreutils gunlink file.txt # GNU coreutils 版の unlink
詳しくは、それぞれの環境で man unlink
を確認してください。