wc コマンドは、ファイルの行数、単語数、バイト数をカウントするユーティリティです。このコマンドは、入力データのサイズや内容に関する統計情報を提供するため、テキスト処理に広く使用されます。IEEE Std 1003.1-2001(POSIX.1)に準拠しており、最初に AT&T UNIX の Version 1 で登場しました。

基本的な使い方

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wc [オプション] ファイル...

主なオプション

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主なオプション
オプション 説明
-l 行数を表示
-w 単語数を表示
-c バイト数を表示
-m 文字数を表示
-L 最長行の長さを表示

行数を表示

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wc -l file.txt

file.txt の行数を表示。

単語数を表示

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wc -w file.txt

file.txt の単語数を表示。

バイト数を表示

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wc -c file.txt

file.txt のバイト数を表示。

最長行の長さを表示

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wc -L file.txt

file.txt の最長行の長さを表示。

FreeBSD 版との違い

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wc コマンドは、最初に AT&T UNIX Version 1 に登場し、現在では POSIX 標準に準拠しています。FreeBSD における実装も標準的な動作に準じており、一般的に Linux や他の UNIX システムでの動作と一致しますが、オプションの仕様や動作に些細な違いがある場合もあります。

詳しくは、それぞれの環境で man wc を確認してください。