whoami コマンドは、現在のユーザーのユーザー名を表示するコマンドです。GNU coreutils に含まれており、Linux では GNU 版が、FreeBSD では BSD 版が提供されています。基本的な動作は共通しています。

基本的な使い方

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whoami

このコマンドを実行すると、現在のユーザーのユーザー名が表示されます。

現在のユーザーを表示

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whoami
出力例
user1

root 権限で実行した場合

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sudo whoami
出力例
root

whoami は実際にコマンドを実行しているユーザー名を表示するため、sudo を使うと root が表示されます。

FreeBSD 版との違い

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FreeBSD でも whoami コマンドは提供されており、GNU coreutils 版との機能差はほとんどありません。

主な違い:

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  1. whoamiid -un と同等の動作をする
    • id -un でも同じ結果が得られるため、環境によっては代替手段として使うことができる。
    id -un
    
  2. GNU coreutils 版を FreeBSD で使う方法
    • coreutils パッケージをインストールすると gwhoami という名前で GNU 版 whoami が使える。
    pkg install coreutils
    gwhoami  # GNU coreutils 版の whoami
    

詳しくは、それぞれの環境で man whoami を確認してください。