HTML Living Standard/small

small 要素

要素は、HTMLでテキストを視覚的に小さく表示するために使用される要素です。この要素は、通常、注釈、著作権情報、法的通知など、視覚的に強調せずに補足的な情報を表示するために用いられます。要素を使うと、文脈において追加的で重要度が低い情報を示すことができます。

要素は、テキストを小さく表示するための要素であり、HTML文書内で補足的な情報や注意書きを視覚的に目立たなくする際に使用されます。文字サイズを小さくすることで、テキストの重要性が低いことを示すために使われます。

以下は、要素を使用した基本的な例です。

<p>本製品の価格は <small>税別</small> 1000円です。</p>

この例では、「税別」というテキストが小さく表示され、読者に補足的な情報として提供されます。

要素は、以下のようなシナリオで使用されることが一般的です。

<footer>
  <p>© 2025 会社名。全著作権所有。</p>
</footer>

ここでは、著作権情報を要素で示し、視覚的に目立たないようにしています。

要素は、視覚的なサイズ変更を目的とした要素ですが、重要度の低い情報を強調することが目的です。もし内容が法的に重要な場合や、説明が不可欠な場合、は単なる視覚的変更として使われますが、意味的に強調したい場合は他の要素を使うべきです。

例えば、強調を示す場合にはやなどを使用し、重要な情報を伝える場合には、適切なタグ（例えば、）を使うべきです。

要素は、テキストサイズを小さくすることによって、重要度の低い情報を視覚的に示すためのものであり、必ずしもすべての小さなテキストに適用すべきではありません。意味を明確に伝えたいために視覚的に小さくする場合に使います。

<p>この情報は <small>免責事項です</small>。</p>

要素は、単に文字を小さく表示するだけであり、スクリーンリーダーなどの支援技術に対して特別な意味を付加するものではありません。そのため、重要な情報に関しては、視覚的なスタイル変更だけではなく、適切な文脈での表示を考慮するべきです。