HTML Living Standard/thead
THEAD 要素
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要素は、HTML 表(<table>
要素)のヘッダー行をグループ化するために使用されます。この要素を利用することで、表の構造を明確にし、表全体の可読性やアクセシビリティを向上させることができます。
基本構造
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要素は、通常 <table>
要素の中で、<tbody>
や <tfoot>
とともに使用されます。<thead>
内には 1 行以上のヘッダー行(<tr>
要素)を含め、各セル(<th>
要素)に列の見出しを記載します。
- 基本構造の例:
<table> <thead> <tr> <th>商品名</th> <th>価格</th> <th>在庫状況</th> </tr> </thead> <tbody> <tr> <td>ノートパソコン</td> <td>100,000円</td> <td>在庫あり</td> </tr> <tr> <td>スマートフォン</td> <td>80,000円</td> <td>在庫なし</td> </tr> </tbody> </table>
使用例
編集以下は、<thead>
を使用した表の具体的な例です:
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>Table with Thead Example</title> </head> <body> <table> <thead> <tr> <th>年度</th> <th>売上高</th> <th>利益</th> </tr> </thead> <tbody> <tr> <td>2023年</td> <td>10,000,000円</td> <td>2,000,000円</td> </tr> <tr> <td>2024年</td> <td>12,000,000円</td> <td>2,500,000円</td> </tr> </tbody> </table> </body> </html>
スタイリング
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要素を CSS を使ってスタイリングすることが可能です。以下にスタイリングの例を示します:
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>Styled Thead Example</title> <style> thead { background-color: #f2f2f2; font-weight: bold; text-align: center; } th { padding: 10px; } </style> </head> <body> <table> <thead> <tr> <th>商品カテゴリ</th> <th>月間売上</th> </tr> </thead> <tbody> <tr> <td>家電</td> <td>3,000,000円</td> </tr> <tr> <td>衣類</td> <td>1,500,000円</td> </tr> </tbody> </table> </body> </html>
アクセシビリティ
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要素を正しく使用することで、スクリーンリーダーを利用するユーザーに表の構造を明確に伝えることができます。特に以下の点に注意してください:
- 見出しセル(
<th>
)を適切に使用し、内容が簡潔かつ分かりやすいこと。 - 必要に応じて
scope
属性を使用して、セルが列または行に対応していることを明示する。