Inkscape/画面説明
画面の説明
編集右に示す図1がInkscapeを最初に立ち上げた際の画面である。画面最上段部は普通のアプリケーションソフトと同じくメニューバーがあり、その下段にコマンドバー、ツールコントロールが上下に配置されている。
ツールコントロールはツールの選択状態により表示内容が変わる。Inkscapeのバージョンや解像度によりバーの位置は変わるが、選択しているツールによって表示内容の変わるバーがツールコントールバーである。
画面中央の白い部分が作図範囲であり、キャンバスと呼ばれる。キャンバスの周囲には作図の目安となる定規が配置されている。
なおキャンバスは、ズーム、パンなどの操作でドキュメント内の表示範囲を自由に変えることができる。キャンバス内の四角で囲まれた部分がページと呼ばれ、実際に出力される範囲となる。ふつう左側に並んでいる部分がツールボックスと呼ばれる。(なお、inkscape1.2から、ページが複数個、追加できるようになった。)
Inkscape 1.2 からはツールボックスの幅が変更できて2列表示や3列表示に変更できるので、もし目的のアイコンが画面下に隠れてしまっている場合など、列を広げることで対処できる場合もあるかもしれない。
最下部の部分はステータスバーと呼ばれる。なおツールボックスなどは端部をドラッグすることにより、自由に移動配置できる他、メニューバーの表示にあるShow/Hideの各項をクリックしてチェックを外すことにより非表示とすることができる。以下に図の番号に従ってアイコンの概略を示す。
2020年以降の新しめの Inkscape および ポータブル版(ポータブル版 0.4系)だと、画面の下部にカラーパレットがあります。もし表示されてない場合、単に画面の外に見切れているだけの場合もあるので、ウィンドウのサイズを調整しましょう。
どうしてもカラーパレットが表示されてない場合、メニューバー>表示/非表示>パレット で表示できるはずです。
なお、新規作成時に表示されている紙のサイズは初期設定では A4 です。
お使いのパソコンの解像度によって、初期の配置が若干、違います。おおむね、メニューバーは上部にあり、ツールボックスは左にあることが多く、パレットおよびステータスバーは下部にあります。
※ 以下、ポータブル版とはレイアウトが違いますが、ご容赦ください。
コマンドバー
編集- 1:新規ドキュメント作成
- 2:既存ドキュメントを開く
- 3::ドキュメントの保存
- 4::ドキュメントの印刷
- 5/6:インポート・イクスポート
- 7/8:アンドー / リドー
- 9:クリップボードにコピー
- 10:クリップボードにカット
- 11:クリップボードからペースト
- 12:オブジェクトに合わせてズーム
- 13:ウインドウ幅に合わせてズーム
- 14:ページに合わせてズーム
- 15:オブジェクトを複製
- 16:オブジェクトのクーロンを作成
- 17:オリジナルのリンクを解除
- 18:選択オブジェクトのグループ化
- 19:選択グループの解除
- 20:フィル・ストロークダイアログ
- 21:テキスト・フォントダイアログ
- 22:XMLエディタ
- 23:整列・配置ダイアログ
- 24:Inkscape設定
- 25:ドキュメント設定
ツールコントロール
編集- ??:前面 / 背面への移動
- ??:回転 / 反転
ツールボックス
編集ツールボックスは、オブジェクトの作成、編集ツールを集めたもので、クリックすることで選択状態となり、アイコンがくぼんだ形となる。
- 1:変形 / 移動
- 2:パス / ノード
- 3:ズーム
- 4:長方形や正方形
- 5:円 / 円弧
- 6:星型 / ポリゴン
- 7:螺旋
- 8:フリーハンド線
- 9:ベジェ線 / 直線
- 10:カリグラフィック線
- 11:テキスト
- 12:新規コネクタの作成
- 13:グラデーションを作成、編集
- 14:スポイト
ステータスバー
編集- 1:画面のズーム比率
- 2:マウスポインタ位置
- 3:レイヤー可視 / 不可視
- 4:レイヤーロック
- 5:現在のレイヤー
- 6:メッセージ