Java/基礎/クラス
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クラス
編集クラスは、オブジェクト指向プログラミングの基本概念であり、データ(フィールド)と操作(メソッド)をまとめた設計図です。このセクションでは、Javaにおけるクラスの構造と使用方法を説明します。
クラスの基本
編集Javaにおけるクラスは、オブジェクトの属性と振る舞いを定義するための青写真です。クラスを基にしてオブジェクトを作成し、そのオブジェクトがプログラムで使用されます。
クラスの役割
編集- データの格納 - クラスは、オブジェクトの状態を保持するためのフィールドを提供します。
- 操作の実装 - クラスは、オブジェクトが実行できるメソッドを定義します。
- コードの再利用 - クラスを使用すると、共通の機能を再利用可能な単位として構築できます。
詳細は「Java/文法/クラス」を参照
Javaにおけるクラスの定義
編集Javaでクラスを定義する際の構造と基本的な宣言方法を以下に示します。
クラスの宣言
編集以下は、基本的なクラスの宣言例です。
public class MyClass { // フィールド int myField; // メソッド void myMethod() { System.out.println("Hello, World!"); } }
public
: このクラスが他のクラスからアクセス可能であることを示すアクセス修飾子。class
: クラスを宣言するキーワード。MyClass
: クラスの名前。
インスタンス化とオブジェクトの作成
編集クラスからオブジェクトを生成するには、new
キーワードを使用します。
MyClass myObject = new MyClass();
new
: メモリにオブジェクトを確保し、コンストラクタを呼び出します。
フィールドとメソッドへのアクセス
編集オブジェクトを通じてフィールドやメソッドにアクセスします。
myObject.myField = 10; // フィールドに値を代入 myObject.myMethod(); // メソッドを呼び出す
クラスの活用例
編集以下は、クラスを利用した簡単なプログラムの例です。
public class Main { public static void main(String[] args) { MyClass myObject = new MyClass(); myObject.myField = 20; myObject.myMethod(); // "Hello, World!" を出力 } }
プログラムの解説
編集Main
クラスはプログラムのエントリーポイントです。MyClass
オブジェクトが生成され、myField
に値を設定し、myMethod
を呼び出しています。
まとめ
編集クラスは、Javaにおけるオブジェクト指向プログラミングの基盤であり、コードの再利用性や管理の効率化に寄与します。この基本を理解することで、より複雑なオブジェクト指向プログラミングを習得するための基礎が築かれます。