リテラル 編集

 
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リテラル(Literal)とは、プログラミング言語において、コード内で直接値を表現する方法のことです。リテラルは、そのままの値を表し、プログラムの実行時にその値がそのまま使用されます。

プログラミング言語にはさまざまなタイプのリテラルがあります。以下にいくつかの例を挙げます。

  1. 整数リテラル: 整数の値を直接表現します。例えば、123, 0, -42などが整数リテラルです。
  2. 浮動小数点数リテラル: 浮動小数点数の値を直接表現します。例えば、3.14, 0.0, -1.5などが浮動小数点数リテラルです。
  3. 文字列リテラル: 文字列の値を直接表現します。文字列リテラルは通常、引用符('または")で囲まれます。例えば、"Hello, World!", 'a', "123"などが文字列リテラルです。
  4. 真偽値リテラル: 真偽値(真または偽)を直接表現します。例えば、truefalseが真偽値リテラルです。
  5. 特殊なリテラル: 一部のプログラミング言語には、特殊なリテラルが存在します。例えば、nullリテラルは、何も値がないことを表現します。

リテラルは、プログラムのコード内で値を明示的に表現するために使用されます。例えば、変数に値を代入する際や関数の引数として値を渡す際などに、リテラルを使用することが一般的です。

Javaにおけるリテラル 編集

Javaにおけるリテラル(literal)とは、ソースコード上で直接的に表現される値のことを指します。つまり、コード内に直接書かれた値そのものを指します。

public class NumberLiteralExample {

    public static void main(String[] args) {
        // 10進数の整数リテラル
        int decimalInteger = 42;

        // 2進数の整数リテラル
        int binaryInteger = 0b101010; // 10進数の42

        // 8進数の整数リテラル
        int octalInteger = 052; // 10進数の42

        // 16進数の整数リテラル
        int hexInteger = 0x2A; // 10進数の42

        // 浮動小数点数リテラル
        double realNumber = 3.14;

        // 指数表記の浮動小数点数リテラル
        double scientificNotation = 6.022e23; // 6.022 × 10^23

        // 文字リテラル: 'A'を文字型の変数に代入
        char charValue = 'A';

        // 文字列リテラル: "Hello, World!"を文字列型の変数に代入
        String stringValue = "Hello, World!";

        // 真偽値リテラル: falseを真偽値型の変数に代入
        boolean booleanValue0 = false;

        // 真偽値リテラル: trueを真偽値型の変数に代入
        boolean booleanValue1 = true;

        // nullリテラル: nullをオブジェクト型の変数に代入
        Object nullValue = null;
    }
}