Object.values() は、指定されたオブジェクトのすべての列挙可能なプロパティの値を配列として返すメソッドです。このメソッドは、オブジェクトの値のみを取得したい場合に便利です[1]

構文

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Object.values(obj)
  • obj: 値の配列を取得する対象のオブジェクト。

オブジェクトの値を取得するプログラム

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以下のプログラムは、Object.values() を使用してオブジェクトの値を取得します。

const obj = {
  a: 1,
  b: 2,
  c: 3
};

const values = Object.values(obj);
console.log(values); // [1, 2, 3]

このプログラムでは、Object.values() を使用して obj オブジェクトのすべての列挙可能なプロパティの値を配列として取得しています。

配列の値を取得するプログラム

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以下のプログラムは、Object.values() を使用して配列の値を取得します。

const arr = ['a', 'b', 'c'];

const values = Object.values(arr);
console.log(values); // ['a', 'b', 'c']

このプログラムでは、Object.values() を使用して配列 arr の値を取得しています。配列の場合、インデックスがプロパティ名として扱われるため、すべての要素が値として返されます。

注意点

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  • 列挙可能なプロパティのみ: Object.values() は、列挙可能なプロパティの値のみを返します。列挙不可能なプロパティやシンボルプロパティは無視されます。
  • 非オブジェクトの引数: 引数がオブジェクトでない場合、Object.values() は引数をオブジェクトに変換しようとします。例えば、数値や文字列を渡すと、それらのラッパーオブジェクトのプロパティ値が返されます。
  • 順序: 返される値の順序は、for...in ループでプロパティを列挙する順序と同じです。

脚註

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  1. ^ これは、オブジェクトの値を簡単に抽出するために使用されます。

外部リンク

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